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超絶コラボ対戦 -異世界の戦士達-  作者: 超絶暇人
序幕
1/11

第1話 序幕

・省られた少年少女(旧名パインアリス)

出場キャラ

↓↓↓

伊薔薇 夢姫

ボノワール・エターナル


・長毛短足の子猫様とか最高だよね!(←変態)

出場キャラ

↓↓↓

ルーシィ

ゆぅ


・八雲 優一

出場キャラ

↓↓↓

大丈 優一

大丈 真里


・防災頭巾

出場キャラ

↓↓↓

霧島 白夜


・シルク

出場キャラ

↓↓↓

博麗 海斗


・天城 煌哉

出場キャラ

↓↓↓

刀哉

 ある日、ある気紛れの野郎の“気紛れ”によって立案された企画があった。それはこの小説のタイトルにもなっているオリキャラ同士の『コラボ対戦』である。


「レディースアーンドゥジェントゥルメーン。なんて、まぁ始まったな。活動報告で宣伝したコラボ対戦が。創めまして、今回この物語(ストーリー)の司会を担当する(ゆう)だ」


「俺は解説担当の拳咲 龍神(けんざき りゅうじん)。今日はよろしくね」


「そして今回実況担当はこの俺、瀧沢 優(たきざわ ゆう)だ。よろしく頼むぜ」


 今回この物語において、彼等が何故司会や解説、実況と言った役回りなのかは、当然にしてわかること。何故なら彼等は例の“気紛れ野郎”のチートを超えた存在の三人だからだ。


 司会進行役の優は創造人と言われる、如何なるモノでも創り出し、如何なるモノでも消してしまう。また、その身の内に『無限』と言う名の存在を内包している為、事実上傷付かない上に死なないのだ。


 解説役の龍神は幻想郷の神の最高位に立つ『龍』の『神』、“龍神”の生まれ変わりで現在の『ソレ』なのだ。実力は個々であろうが全てを総合してようが間違い無く最強、更に未だ解明出来ない能力故にその力は次元の壁を崩壊させ兼ねない。


 最後に瀧沢 優は気紛れ野郎の最古参オリキャラであり、史上稀に見る能力を持つ、人間でありながら神キャラを優に超える超人学生なのだ。様々な時間や次元を駆ける経験をしてきたので、先代博麗巫女と闘った事もあり、鬼巫女と死闘を繰り広げ、それぞれの世界で最強、最凶と恐れられた、崇められた者達とも闘って来た。


 この三人の前に並ぶ相応しい二文字の漢字がある。それは『最強』、『究極』、『無限』────全てが三人に何一つ(たが)う事無く収まる証明とでも言うべきか。


 いや、それですらも生温い表現に聞こえる領域(レベル)、圧倒、絶大、超越。もはや語るまでも無い、否、語らなくて良い、それがこの三人へのこれ以上無い答え。


「さて、じゃあ早速出場者入場と行こうか? 出て来い、異次元より導かれた“異世界の戦士達”よ」


 優は一回指を弾いて鳴らす。すると先ず唯の白いだけの空間であった部屋が先ず巨大化、広域化、変形を行い、まるで演劇を観るホール内部となり、部屋は見事に様変わりした。


 その直後にホール内の本来なら演者が上がる『舞台』に瞬間的に閃光が走り、突然9人の男女が現れた。9人の男女が互いを見合う中、瞬間移動の速さで優が9人の目の前に現れた。


「ようこそ、異次元、異世界からいらしたな、名も知れぬ者達さんよ」


 のっそりと一言一つずつに重量を加えるような口振りで喋る優は、まるで9人全員に喧嘩を売る様に見えたのは、言うまでも無かった。逸早く誰よりも反応を示したのは9人の中でも一際背が高い青年だった。


 青年は神速で動いて尚且つ優の目の前にまで寄り、眼前まで掌打を突き出した。掌打を突き出す速さ故に優の髪を後ろに靡かせる程の風が優に吹き付けた。


「察したよ、あんただな、僕達をこんな場所に連れて来たのは」


「そうだ、だからなんだ? 脅して話させるか? お前はそんな性格じゃあ無いだろ? 無闇に司会者に手を出すなら無条件失格だぜ? 『ボノワール・エターナル』……」


「……ッ!?」


 青年は驚いた、無理もない。この場に来てまだ一言も自身の名前を口にしていないにも関わらず、優が口にした自身の名前に一言一句間違いが無い事にも驚いていたのだ。


「何故知ってる、僕の名前を……」


「知ってるさ、あんただけじゃない。あんた等全員を知ってるさ」


「待て、質問するが、よろしいか?」


 突然手を上げて質問を申し込むのは、古風な雰囲気を放つ青年。それに対し優は青年の居る方向へ振り向き、ニヤリと笑みを浮かべて快く承諾した。


「良いぜ、何でも訊きな」


「では遠慮無く問おう。ここは何処だ?」


「あんた達を招くのに丁度良いだろうと思った空間だ、何処でも無いさ」


「空間? まぁいい、次だ。何故俺達は此処に居るんだ?」


「良い質問だ、『刀哉』、あんたとは話が通じそうだ。此処にあんた等を呼んだのは、他でも無い────これからあんた等には闘ってもらう。あんた等同士でな」


 何!? 優と龍神と瀧沢以外の皆が皆、この一文字に他のマークを付け足して頭の中に貼り付けたに違いない。いきなりこの場の今顔を見たばかりの見ず知らずの者達と闘えと言うのだ、当然。


「ねぇちょっと、さっきから変な奴だとは思ったけど、まさか闘えだなんてね。(ここ)おかしいの? ねぇ?」


 優に強く遠慮無く突っ掛かって来たのは肩の辺りで揃えたショートカットの少女だった。少女の言葉に反応し、少女の居る方向に振り向いてニヤリとした笑みのまま口を開いた。


「案ずるな、少なくとも『ルーシィ』、あんたより俺はマトモだと自負出来る。頭脳も性格も強さもあんたよりずっとマトモさ、だから安心しな」


「チィ……!?」


「やめなよ、惨めだよ今のアンタ」


 優は挑発するつもりで、見下すつもりで少女に言葉を返した。これに少女は頭に血を上らせ、感情を露にしたが、それを制止したのが少女の隣に居たツインテールの少女だった。


 ツインテールの少女が制止したのは意味がある。ルーシィは自分から優に強く突っ掛かったと言うのに、自分から苛立ってしまったので、これ以上は惨めになるのみだったからだ。


「良いタイミングのストップだな、『ゆぅ』」


「話が逸れたんですが、修正願える?」


 控えめに手を挙げて話の修正を願うのはポニーテールの女性。優は女性の意思を快く引き受け、女性の居る方向に顔を向けて応えた。


「確かにそうだな、『伊薔薇 夢姫』。あんたの願い、喜んで受けよう。さて、要は、この場を借りて、この中での最強オリキャラを決めて欲しいっつうワケよ。ちなみに、作者から了承の上での行動だから、訴えても無駄だぜ?」


「えっ? じゃあ俺達の意思、ガン無視って事か、つまりは……」


「何だか投げっ放しジャーマンより酷いな、これ」


「でも、これってある意味貴重な体験だよな、真里」


「そうですね、私達の知らない猛者とお手合わせ願えるだなんて、とても光栄ですね」


 目を見開いて自分達の意思を無視された事を痛感する普通の男子高校生らしい青年と、それに続くように腕組みをして状況を比べ例える青年。その数m隣で少しこの状況が嬉しそうな男性と女性が会話していた。


「そうだな、無視だ、ガン無視だ『霧島 白夜』。それと『博麗 海斗』、投げっ放しジャーマン知ってんのか、あんた。最後に『大丈 優一』と『大丈 真里』、あんた等のその考えが正解だぜ」


 何とか全員を一纏めついたところで、優は鼻で溜め息を吐いた。そして漸く話の本題の説明に入れる事にもまた鼻で溜め息を吐くのだった。


「さて、何となく纏まったか? じゃあ、今回の対戦のルールを説明しよう」






────────────


オリキャラコラボ対戦



・対戦形式は1対1の"タイマン"型、その時その時に闘い、終わったら次の闘いへ移る事。1対1以外の闘い、1対1中に別の闘いを行う事は禁止

尚、対戦状況は巨大モニターにて特別な撮影の下、観戦出来る。


・チート能力、チート技、使い放題! 但し、司会者によって"若干の補正"が掛けられます。この対戦をチート以外の方も有意義に楽しむ為の配慮です、御了承ください。


・基本何でも有りです、反則有り、殺害も有り! 大丈夫です、司会者が生き返らせてくれますから。但し、闘う前に罠に引っ掛けてフェードアウトさせるのはダメ。あ、でも死ぬ瞬間殺す瞬間は見せられないよ! それと余りにも酷い殺し方はやめてね!


・相手が倒れるまで闘いは終わりません、負けを認めても良いです。殺して勝っても良いです。あなたの"好きな勝ち方"をどうぞ。


・司会者、解説者、実況者には故意に攻撃をしない事。闘い以外で司会者、解説者、実況者と闘う事は禁止です。攻撃をしたら即刻失格です。


・最後まで勝ち抜いた方にはエキシビションとして司会者、解説者、実況者の中から一人選び、"闘う事"が出来ます、存分に本気で闘ってください。


・エキシビションを除き、全てを勝ち抜いた方には"何かある?" 要は勝ってからのお楽しみ



以上が今回の対戦のルール及び概要です。楽しく闘い、勝ち抜きましょう!


────────────






「あ、あの……何か、殺す殺さないっておっかないのがあるんですけど……」


 そっと挙手をして震えながら優に問い掛けるのは白夜。確かに、正直殺す事も有りなんて末恐ろしい話であり、例え生き返るからと言って幾ら何でも死ぬのは嫌な筈だ。


「大丈夫だ、俺から見る限り、あんた等は殺す事は余り無いだろう。もしものトラブルを含めたもんだ。それに、司会者、解説者、実況者に手を出す事も無さそうだし、まぁ安心だな。さて、理解したか? 理解してないか? どちらにしても、今から対戦表を提示する。手描きで悪いな」



────────────


挿絵(By みてみん)


────────────



「ん? 俺はシード枠か?」


「そうだ刀哉、あんたはこの中じゃ一際目立つ強さだ、俺と似た条件で発動する妙な力もあるし、特別にシード枠だ。あともう一つシードがあるのは見て頂けたかな? アレはうちの気紛れ野郎が今回だけに即興で創ったオリキャラが控えてるワイルドシードだ。"楽しみ"にしてな」


「説明は以上で大丈夫なのか? 優」


「あぁ刀哉、説明は済んだ。さぁ、早速一回戦を始める。準備をしな、白夜、ゆぅ」


「俺かぁ……何か緊張するな」


「面倒だけどホンの少しだけノって来たよ。楽しんで良いんだよね、単純に」


 優は全ての説明を済ませ、白夜とゆぅに準備するよう呼び掛けた。これから始まる闘いに緊張の色を隠せない白夜と表情に見せないがワクワクしている様子のゆぅ。






「そら、始まるぞ……あんた等の知らぬ、見知らぬ闘いがよ!」






続く

「何か違うな」と思ったら参加作者の方々、感想にて御一報お願いします



では、次回予告です……






斯くして始まった超絶的オリキャラコラボ対戦!


早速一回戦から腕っ節の強い二人がぶつかり合う! バーチャルで『魔王』と呼ばれた霧島 白夜、対するは銃持ってるクセにまさかの近接戦闘派(インファイター)ゆぅ。


闘いはやはり拳の激突音か、それとも近接と遠距離の駆け引きか!?


白熱する闘いの中、注目されるは刀哉の実力とワイルドシードの存在……


そして優によって施された"補正"とは!?



次回、超絶コラボ対戦 -異世界の戦士達-


第2話 一撃とは何か?



お楽しみに

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