表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
真導士サキと二つ星  作者: 喜三山 木春
第八章 因果の獄
56/121

紅い空

 紅く染まった空をみる


 一人ぼっちで空をみる


 ここはだめ


 出るのもだめ


 動けないまま紅い空を見上げて、もうどれくらいたっただろう


 見つかってはいけない


 見つかったらつかまってしまうから


 でも、迎えにきてほしい


 いつもみたいに、探しに来てほしい



 ずっと、ずっと待っているのに


 こんなにさみしいのに


 だれも来てはくれない




 ころんと一粒、しずくがおちた


 あと、どれくらいこうしていようか?


 ここはだめ


 出るのもだめ







 それでも



 ずっと、ずっと待っている――





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ