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スパイは彼に任せる

 喜田は千間に耳打ちした。

 千間はこの発言に驚いた。

「指揮は誰がする」

「指揮は私がします。それとこれが東都中央病院で麻生と面会をした人物のリストです。この記録に書かれている名前は五人です。高崎一。上条武。結城信二。斉藤一樹。小早川せつな。小早川せつなは合田の偽名の可能性はありません。どう考えても女の名前だからです。彼が女装した可能性もありますが、病院で合田の写真を見せて看護師に確認しました」

 喜田はボイスレコーダーを取り出して看護師の証言を再生した。

『この人ではありません。二十代前半の女性の方でした』

 喜田は続けた。

「それにこの犯行は麻生の意志を告いだ者の犯行です。合田は麻生を逮捕しようとしました。かつて逮捕した男の意志を告ぐと思いますか。その女のモンタージュ写真は現在作成しています」

「分かった。許可する。合田を信用してスパイ役を任せる」


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