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最後の被害者の正体 6

 国枝は脅迫状を読んだ。

『赤い落書き殺人事件を再捜査しているものがいる。その者たちを殺さなければ貴方は刑務所行きでしょう』

「この脅迫状はいつ届きましたか」

「半年前だった。この脅迫状は続きがあった訳だ。そこにいる小野さんの情報。そしてこの事件のマニュアルが書いてあった。まさかマニュアル通りでうまくいくとは思っていませんでしたよ」

 月影の脳裏にある人物がよぎった。

「マニュアルだと。まさかこの事件には黒幕がいるのか」

 合田は怒鳴った。

「あなたはその脅迫状をうのみにした。あの二人は罪を償った。彼らは被害者遺族に真相を伝えることで無念を晴らそうとしていた。つまり殺す必要はなかったということだ」

 犯人は泣き崩れた。国枝はヘリコプターで連行された。まだ橋は完成していなかった。地元の警察によれば後二日はかかるそうだ。


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