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最後の被害者の正体 2

 鮫崎は合点がいかなかった。

「どういうことか説明しろ」

「心理トリックさ。例えば小野が犯人だとする。この場合は被害者になる頭文字がKの人物は疑われない。一方あれがダイイングメッセージだという見解の場合はどうなる。鮫崎さん」

「小野が容疑者から外れるから容疑者は五人になる」

「つまり犯人はあえて斉藤の残したダイイングメッセージを隠滅しなかった。筆跡鑑定の結果だ。この日記の文字とあの紙の筆跡が完全に一致した。つまりあれはダイイングメッセージだった」

「だから犯人が斉藤に書かせたという可能性はないのか」

「仮にそうだとしても意味は変わらない。いずれにしろ意味のないダイイングメッセージに変わりないのだから。つまりこれでは犯人は特定できない。しかし犯人はこの中にいるという事実も変わらない」

 この事実に食堂は凍りついた。

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