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手紙

 結城が啖呵を切った。

「その手紙と同じ物が一週間前届きました」

「やっぱり。そこの三人も届いたのかな」

「はい」

「ええ」

「届きましたよ」

 合田はその手紙が届いていないので首を横に振った。

「届いていないのは合田だけか。ではもう一つ質問しよう。その手紙の内容だ」

 月影は手紙を読んだ。

『親愛なる西野様。貴方を晩餐会に招待します。日時と会場は同封したカードに書いておきました。参加しなければ後悔することになるでしょう。私は赤い落書き殺人事件の最後の被害者。私は貴方に殺された。貴方の罪が暴かれたくなければ参加した方がいいでしょう』

 月影は手紙を机に置き、手紙が届いた四人に質問した。

「手紙の内容はこれと同じですか」

 これに対して全員が同じだと答えた。この答えは予想外だった。この手紙が事実なら五人の警察関係者の中に殺人犯がいることになるからである。月影にとってこのケースは避けたいものだった。


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