例えばエグいという言葉
エグい、ヤバい、これを使う機会と聞く機会は増えた。簡単な言葉を小学生の娘は意味を理解してつかっているだろうか。何にでも言うのは私の真似だろうか。焦る。
語彙力が足りないね、と言ってあげる。言葉は感染力が強い。ある日娘が人に向けてキモいと言った。叱ると友達が言うからうつってしまったんだと言い返される。今はあなたを叱ってるんであって言い訳はしなくていい。その友達も目の前で言ったら怒ってあげるからとガンガン飛ばして言うので泣かせてしまった。キモいはもう何度も耳にして注意して来たから爆発してしまった。
簡単な言葉ばかり使い回してしまうのは耳に入って来たからだろう。感染してしまったのだ。自己免疫が弱いから。自分を守る能力と他を受け入れる柔軟さは共感性という柵に挟まれている。ガチガチでもつまらないけど自分が無くなるのは危険でしょ。
またある時は友達が他の友達を悪く言う。そうした時につい同意の意味の態度をとってしまう。このことを本人は悩んでいた。傷つけていいから、傷ついていいから言いたい言葉で表現できる様になるといいね。あの子の友達はうんと言わなきゃ友達やめると何度も言う。
エグい、ヤバい、キモい、全部重ためのファンキーに言い回せる時ばかりではない。よくよく聞けばネガティブな言葉だ。