第11話 異変
プロローグに行くまでの作中時間が流石に短すぎたので若干修正しました。
いくらなんでも1か月であそこまで行くのは無理だったよ……
軽い気持ちで魔法少女として活動を決めてから1週間……
俺は魔法少女としてはすでに6体の魔物を倒し、いまから7体になるところだった。
「変身!」
『Are you ready? ザザッ、ザーーー』
俺は周りに監視カメラや人影がないことを確認したのちそう叫ぶ。
体が光だし、そこには真っ白な魔法少女が現れた。
「変身するのも研究の時含めて10回目、だいぶこの体にも慣れてきたな」
そう一人ぼやきつつ、暴れている魔物の前に出る。
「さぁ、ショウタイムだ!」
『GYA!?』
しっかりと前口上をしたのち魔物へと走り向かう。
魔物は人型で武器を持っているタイプ、しかも槍か……
間合い管理が若干面倒なタイプだな……
『GYAAAA!』
「ふっ!」
魔物の槍での横薙ぎを少しかがんでかわしつつ、魔物の後ろへと回り、蹴りを叩き込む。
『GYAA!?』
「怯んだな!」
その隙を見逃さず、銃撃を2発入れる。
『GYAAAAA!!!!!』
「おっと見切りだ」
銃撃に怒ったのか見切りやすい突きを放ってきたので槍を片足で踏みつけて動きを封じる。
「終わりだ!ファイアボール!」
『GYAAAA......』
槍を向見つけたことによりがら空きになった頭に手をかざし、ファイアボールを放ったことで魔物の頭は爆散した。
ちなみに自爆はしないのかといえば、何回か使ったことである程度制御ができるようになったため問題ない。
「ふぅ、今回も何とかなったな」
頭がなくなったのが致命傷だったのか、魔物はどろどろと溶けて消えていく。
俺は再び周りに人影がないことを確認した後、変身を解除するためおなかに力を入れる。
正確には力を入れているのではなくマナをおなかに集中し、胃を強化することでマナゼリーの消化を速めているのだが、まぁ表現としては大体あっているだろう。
体が再び光だし、体が元の男の姿に戻る。
「ふぅ、戻ったか」
魔法少女の体にもだいぶ慣れてきたが、やはり体格が違いすぎるのかどうしても若干の違和感があるんだよなぁ
そんなことを考えつつ、俺は魔物を倒して目的を達成したので家へと戻ろうとする。
しかし、その道中あさみと委員長にばったり会ってしまった。
「あれ?あさみと委員長じゃん、奇遇だね」
「あっ、宇佐戯君!」
「……今は普通に平日の昼間なはずなのだけどね?」
「それは委員長たちにも言えるのでは?」
「私たちは魔物を倒しに昼休み中に急いでここにきているだけよ!」
委員長に学校があるのに何でこんな道端で会うんだよとツッコまれてしまったが、まぁ、お互い様だし気にしなくてもいいだろう。
ところで……
「魔物ならさっき俺が銃で消滅させたからいないよ?」
「えぇ!?今日こそは私たちが倒せると思ったのに!」
「最近ゼアや宇佐戯君に取られてばっかりなのよね……」
「え、なんかごめん」
「いや、あなたの場合は自己防衛のためだろうし構わないわ……」
あさみたちはどうやら魔物をゼアや俺に取られていることが不満になっているらしい。
すまん、ゼアも俺なんだよなぁ……
「このままだとお給料が……」
「え、給料とか出てるの?」
「当り前じゃない、魔法少女は死んでもおかしくない危険な仕事なんだから、それ相応の給料は出るわよ」
「へぇ……、知らなかった」
あさみから魔法少女というのにふさわしくないような言葉が出てきたので聞いてみると、魔法少女は結構な高給取りらしい。
気になったのでスマホで調べてみると、どうやら基本給に追加して緊急出動手当や魔物討伐手当などが出るらしく、魔物一体につき最低20万がもらえるようだ。
「知らなかったって……、魔物討伐手当とかはあなたにも出ているはずよ?」
「え?何それ知らない」
「魔物討伐手当は別に魔法少女じゃなくても得られるようになってるのよ?あなたはその銃でもう4体ぐらい倒してたわよね?」
「てことは80万もらえるの?」
「あなたが魔物を倒していたときは、私もそう報告するようにしてるから、あなたが報告してなくてももらえるはずよ」
「マジでか……」
80万もあれば追加で何個か研究道具を増やせるか?
などと俺が突然の80万という大金に驚いていると突然委員長に腕をつかまれた。
「へ?」
「あなたちょうど魔物を倒したのよね?」
「え、うん」
「それで今あなたちょうど学校用のジャージよね?」
「え、ま、まさか……」
「せっかくだし宇佐戯君も学校に行きましょうか!」
「え!宇佐戯君も一緒に学校に来るの!?やった!」
「マジですか……」
委員長の腕力は魔法少女だからかあまりにも強い、逃げることはできなさそうだ。
くっ、着替えるのが面倒だったから学校用のジャージを着まわしていたばっかりに!
「まったく、魔法少女機関に入って特権で学校に行かなくても大丈夫なようになったからって、できるだけ行ったほうがいいに決まってるでしょう?」
「え、宇佐戯君そんな特権手に入れてたの?うらやましい……」
「別に成績いいんだから行かなくてもいいじゃん!」
「今日の午後にあるのは身体測定だけよ、成績とは関係ないわ」
「ならなおさら行かなくていいじゃん!?」
委員長が言っていたが、俺には学校に行かなくても卒業できてしまう特権がある。
『銃がもらえる特権があるならこれぐらいいけるんじゃね?』
と思いおっさんに言ってみたら本当にもらえてしまった特権だ。
ちなみに委員長にこのことを話したときはまじかこいつという目で見られた。
「言い訳しない!ほら、さっさと行くわよ!」
「い、いやだ~!」
「宇佐戯君って頭よさそうな雰囲気の見た目してるのに中身は割と私と同類だよね……」
「あ、それ前に委員長にも似たようなこと言われた」
そんなやり取りをしつつ俺は学校まで引きずられてしまった。
「身体測定か……」
「なんで身体測定だけなのにこんないやそうな顔できるのよ……」
俺は記録用の紙を持ちながら体育館にいた。
めんどくせぇ~
「さっさとやるか……」
そうつぶやいて測定員に記録用紙を渡し、体重計と身長系が一緒になった謎の機会に乗る。
少しして記録用紙を返され俺は委員長たちの場所へと戻った。
「宇佐戯君字はどんな結果だった?私はこんな感じ!」
そういってためらいなくあさみは測定用紙を見せてきた。
どうやら体重50.2キロで身長157cmらしい。
「恥じらいとかないのか?」
「え?いや別にこれぐらいならいいかなと思って」
「普通女子はそこまで軽々しく他人に見せないわよ……」
「え~、別に見せても困らないと思うけどな~」
「まぁ、私も見せても困らないタイプなのだけど……」
そういって委員長も記録用紙を見せてくる。
体重57キロの身長174cmだったようだ。
「うわ~、やっぱり委員長って身長高いんだね~」
「平均を10cmは越えてるな……」
「ほれ、私たちは見せたんだから宇佐戯君も見せなさい」
「はいはい、わかりましたよ」
委員長に見せるよう言われたので、俺は記録用紙を二人に見えるようにした。
「へぇ~、宇佐戯君って委員長と身長同じなんだ~」
「私よりも少し高かったような気がしたけどこれはちょっと意外ね……」
「……ん?」
あさみたちの言葉に違和感を覚え、俺は記録用紙の身長を見る。
するとそこには174cmと書かれていた。
「1cm縮んでる!?」
「え?どういうこと?」
「いきなり大声を上げるのはやめなさいよ……」
いや、これはびっくりするよ!
だって……
「だって1週間ぐらい前に自分で測ったときは175cmだったはずだぞ!?」
「え~、それは不思議だね~?」
「単純に測り方を間違えただけじゃないの?」
「そんなミスを俺がすると思うか?」
「……割としそうな性格じゃないかしら?」
計測とか測定でミスをしたことはねぇよ!?
俺が前に測定したのは最初に魔法少女になった時で、何か異変が起きてないかを正確に測定した。
絶対にミスはしてない自信がある。
「とにかくこれは異常だ、すぐに家に帰って測定しなおさないと!」
「え、あっ、ちょっと待ちなさいよ!?」
「またね~、宇佐戯君!」
俺は家の測定器具で測りなおすためすぐに家へと走り出した。
なお、その時銃や家の鍵などの荷物を忘れたまま帰っており、委員長が荷物を持って家に来るまで家の前で体育座りすることになったのはまた別の話だ。
小話
宇佐戯君の戦闘技術は基本的にこれまでプレイしたゲームやアニメを参考にしている。
新章開幕したのでポイント乞食します。ポイントください




