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ゼノマギア  作者: ささみ
序章 なぜ彼は魔法少女となれたのか
11/12

第10話 始発点

今回で序章は終わって次から第1章が始まります。

なお次の話は17時半に投稿されます

 おっさんから銃の名前がプロトマジックアトリエだの、まだ拡張できる余地があるだの聞かされた後……


「な、長かった……」


 スマホの画面を見ると23:13と表示される。

 普通高校生をこんな時間に返すか?

 ありえないだろ……


 そんなことを考えながら帰っていると、突然目の前がの空間が歪み虚空がこちらを覗いていた。


「!?」


 これ、前にテレビで見たことあるぞ!?

 たしかこれは魔物が発生する前兆じゃ!?


 その時虚空から何かが出てきた。

 黒くどろどろとした不定形の何か、それが徐々に人間を模倣したような形に変容していく。


 きっしょ!?

 いや、気持ち悪がってる場合じゃないなこれ!?


 俺はすぐに気を取り直し、銃を取り出す。


「先手必勝!プロトマジックアトリエ!」


 すぐさま俺は3発の弾丸を放ち人間を模倣した何かの腹を抉る。

 するとどうやら決定的なダメージを与えられていたらしく、再び形をどろどろの何かへと変え、徐々に消滅していく。


「……うへぇ、いきなり出てこられるとビビるなこれ……」


 とはいえ銃の威力がわかったのはありがたかったかもしれない。

 間違いなくこの銃があれば魔法少女でなくても魔物を倒せる。


 そんなことを考えているとまた後ろから話しかけられた。


「あら、宇佐戯くん?なんでここに……、ここはさっき魔物の発生が観測されたから逃げたほうがいいわよ?」

「!?!?」


 多少慣れたがそれはそれとして驚きつつ俺は後ろに振り向く。

 そこにはきれいな水色の髪をした魔法少女がいた。


「……もしかして委員長か?」

「え?なんでわかったの?」


 魔法少女になった委員長が若干ぽかんとした顔で聞いてくる。


「だって水色の髪の魔法少女で俺の名前を知ってたから、まぁ委員長かなって……」

「いや、そういうことを聞いてるんじゃ……、まぁ、いいわ、さっきも言ったけど魔物が発生したから早く逃げなさい」

「あ~、その魔物ってこれ?」


 そういって俺は徐々に消滅している黒い何かを指さす。

 それにしてもなんかさっきの返答若干違和感あったな。

 まるで何かずれた返答をされたような……

 なんか変な回答だったか?


 そんなことを考えていると委員長が変な顔をした。


「え、なんでもう倒されてるのよ!?発生したの本当についさっきなんだけど!?」

「あぁ、それはこの銃で撃ったからだよ。」

「はぁ?どういうこと?」


 俺は何言ってんだこいつという表情をしている委員長にさっきおっさんに言われたことを話す。


「へぇ、つまりそのマナ弾丸さえあればマナ弾丸さえあれば魔法少女がなくても魔物が倒せるのね?」

「うん、けど量もあんまり作れないから魔法少女の出番がなくなることは多分ないよ」

「あら、それは残念ね、どうして量産できないのかしら?」

「それはな……」


 俺は量産できない理由も話した。


「なるほど、要は馬鹿がこのマナゼリーを手に入れたら危険だからなのね?」

「うん、最悪の場合魔法少女になる方法を見つけて悪用する場合も考えられるしちょっと危なすぎる。」

「それは……、確かに最悪な状況ね」

『いや、それはあり得ないから安心していいのだ』

「あら?そうなのアクア?」

「……え、今の誰の声!?」


 突然俺と委員長以外の声がしたが、近くに人影は見えない。

 もしかして幽霊とかか!?


「あぁ、今のは私の妖精の声よ、アクアっていう……?」

『なんでお前我の声が聞こえてるのだ!?』


 そういって委員長の背中からぬいぐるみのような何かが出てくる。


「……青い蛇?」

『我は蛇ではない!あさみと同じ間違いをするな!』

「あなたなんだかんだあさみと似たような発想するわよね……」


 青い蛇と言ったら怒られてしまった……

 けどぶっちゃけ青い蛇のぬいぐるみにしか見えない……


「そんなことよりなんであなた妖精が見聞きできるの?」

『そんなこと!?』

「え、いや、なんでって言われても知らないけど、普通は見えないの?」

「えぇ、普通の人間には見えないってこの子が言ってたわ、あなたもしかして人外だったりする?」

「え、そんなわけないじゃん!」


 委員長が普通にひどいことを言ってきた。

 妖精が見えるからって人外扱いはひどくないか!?


「う~ん、アクアが間違えて見えるようにしてたとか?」

『我はそんなミスはせんのだ、キリンじゃあるまいし』

「そうよね……」

「キリン?」

「あぁ、あさみの妖精のことよ、名づけするときに寝ぼけてて妖精がキリンに見えたからこの名前らしいわ」

「ふ~ん」


 あさみらしい名づけ方だな。

 というか妖精の名前は魔法少女側が決めてるのか。


『むむむ……、わからん!わからないことは放置してそのまま受け入れるに限るのだ!』

「たまにアクアって雑な性格してるわよね……」

「研究者としては気にしないわけにはいかないんだよなぁ……」


 なんで俺には妖精が見えたんだ?

 多分マナゼリーが悪さしてるんじゃないかとは思うが今のところ分からないな……


『そんなことより我にもマナ弾丸とやらを見せてくれないか?』

「ん?まぁいいけど……」


 青い蛇がマナ弾丸を見つめている。

 なんだこの光景……、というか切り替え早いなこいつ……


『なるほど、こいつはすごいな、簡易的な魔法として成立しているのだ。』

「ん?理屈がわかるのか?」

『あぁ、このマナ弾丸に集まったマナが、使用者の相手を害するという意思に反応して、弾丸に魔法による強化が施される仕組みなのだろう?』

「あぁ、そうだ」


 何それ知らん、マナが意思に反応?

 魔法ってそういう仕組みだったの?

 ……思えば魔法が発生する理由については調べてなかったな。

 後で調べてみるか……


『ありがとう、満足したのだ』

「そう?ならいいけど」

「アクアも満足したようね、そろそろ私たちは帰るわね」

「うん、それじゃあね」

「明日も学校来るのよ?」

「忘れてなかったか……」


 最後にお小言を言って委員長は去っていった。

 それにしても妖精のおかげで気になることが増えたな……

 魔法も使ってみたいし本格的に魔法少女活動に乗り出すのもありか?

 別に魔物を倒す意味はないけどせっかく変身したなら魔法少女としての活動もしてみたいし。


 そんな軽い気持ちで魔法少女として活動をすることを決めた俺は再び道を歩み始めた。

小話

あさみの周りの魔法少女の妖精は四神がモチーフ


若干ややこしいと思ったので改めてここでマナ弾丸の仕組みを説明します。

まず、マナにはマナ同士を引き寄せるという性質があります。そしてこれはマナゼリーになっても同様でマナゼリーはマナを引き寄せます。

そこで、マナゼリーを弾丸の中に入れるとマナゼリーのマナを引き寄せる効果によって弾丸にはマナが込められ、これにより魔物にも通用するようになります。

つまり、マナゼリーに含まれるマナを使っているのではなく、マナゼリーに引き寄せられたマナを使っています。というかマナゼリーに含まれるマナは固定されているので使えません。

以上ややこしい説明でした。


序章が終わったのでポイント乞食します。ポイントください。

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