7:サイトの治安対策
色々なレビューサイトがありますが、個人的に思っているのは、罵詈雑言が飛び交うようなサイトにはしたくない。
言ってしまえば、悪意のあるレビューを弾きたい、と思っています。
とはいえ、悪意あるレビューとは何なのでしょう。
このサイトでは下記の2つのように定義しようと思います。
①傷つけることを意図したレビュー
②評価操作を意図したレビュー
②については以前少しと、また別に語るので譲るとして、ここでは
①傷つけることを意図したレビュー
について。
大事なのは、批判ウンヌンということではないこと。
つまり、それが批判的な内容であれど、ただの個人的感想に当てはまるものであれば悪意あるレビューではないのです。
けど、「意図」というのは判断が難しい。
裁判でも一番問題になる場所ですね^^;
しかも、言葉は悪いですが「想像力の欠如したレビュー」というものだってあります。
自分の発言が誰かを傷つける、という意図はなかったにせよ、結果的に誰かを傷つけるものだってあります。
こうしたものは、通報方式で削除するとして、これだと後手になる。
事前に防ぐ方法はないものでしょうか。
参考にしてみたいのは、ダン・アリエリー氏の著作「ずる」のなかにあった内容です。
あまり歓迎できる結果ではありませんが、そこでわかったのは
「特定の少数」が大きな悪さをするのではなく、
「不特定の多数」が小さな悪さをする
という事実です。
で、いわゆる「普通の人」が、どういう時に悪さをする人になるか、というと
その行為を「自分の倫理的に、許されることをしている」と判断した時なのだそうです。
色々と端折って書きますが
「厳しい罰則」を決めるよりも、「神に宣誓する行為」を行動の前に組み込む方が、悪さをする確率は低かったのだとか。
※海外の実験でした
つまり前者の場合、罰則があっても「周りがやっていた」みたいな事実があると効力を失うんですよね。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」みたいなものです。
一方、「これをしたら自分は悪い人間だ」みたいな判断をされると、罰則がなくとも、きちんとルールを守るのだとか。
自分は正しい人間だ、と誰しもが思いたい訳です。
ということでレビュー前に、そうした注意の文言を表示しようと思います。
いちいちチェックが入ってしまうと手間になるので、あくまでも見えるところに書くくらいの感じですね。
どれくらいの効果があるのかはわかりませんが、まずは実装してみて様子見ということです。
温かなサイトに育てていけたらと、願っています。