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惑星開拓記  作者: AWK
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さらば地球

ー2025年4月6日、その時は突然訪れた。

与那国島より少し先で国境を警備していた海上保安庁の隊員達は転移の瞬間を目撃日本人で1番先に目撃することとなった。

「台湾がきえたぞ!さっきまで見え…!!隊長!報告!左40度に見えていた台湾が突如消えたと思ったらいきなり巨大な大陸が現れました!山も見えます。」


ー首相官邸

「総理、深夜2時3分頃、東シナ海から見えていた台湾が姿を消し、突如大きな大陸が現れたようです。またロシアとの国境の樺太も突如として姿を消したようです。さらにGPSと気象衛星の連絡も途絶えました。海外との通信も一切できないようです。」

秘書がそう言うと総理は口を開いた。

「ついに来たか。すぐに閣僚会議を開いてくれ。会議の後、10分後に記者会見を行う。」


転移の瞬間は何か起こるわけでもなかった。また夜中だったのが幸いし金融市場も閉まっていたため混乱は少なくてすんだ。そして記者会見がすぐに行われた。


「先ほど深夜2時3分頃、日本は地球から別の場所に転移しましたと政府は認定します。しかし日本政府はこの事態を3年前から予測しており綿密な準備を重ねて参りました。とてもこの日本ごと転移するという現象は現実性があまりにもなかったため様々な影響を考えておおやけにはできませんでした。」

総理は日本が異世界へ転移したこと、資源を十分に備蓄しており準備はできていること、直ちに危険はない事を説明した。

「我が国はこの時のためにGPS衛星と気象衛星を秘密裏に持っており、準備ができしだい打ち上げる予定であります。」

総理は衛星を打ち上げ通信に障害がないことと食糧や資源が十分にあるということを説明した。そして最後にこう付け加えた。

「国民の皆様にあたりましてはどうか冷静になってほしい。時空の裂け目の研究はかなり最終段階に近づいており少なくとも3ヶ月以内には諸外国との交流が再開できると考えています。」


総理は国民がパニックになり国家が崩壊しないようにしっかり宣言したのだった。


そしてこれからこの世界がどういう世界なのかを調査することを発表し記者会見を終えた。


そして夜が明け朝になる…


それはただの夜明けではなく文字通り新時代の夜明けとなった。

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