表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私はワタシが好き  作者: 野村夜長
6/7

紫煙


人の死は不可逆である。

そう友は口癖のように言っていた。

私は何を言っているんだと気にしたことがなかったけどこの世界にその友がいないなんて私はどれだけ辛かったのだろうか。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「あれ?普段タバコ吸ってたっけ?」

ヒカリが大量の洗濯物をカゴに入れベランダにやってくる。

「いや、こっちに来てからは始めてだね。ふと友達を思い出してね。」

線香の変わりと思って。

「へー。タバコって何がいいの?」

ヒカリがワタシの隣にしゃがみこみタバコを取り上げくわえる。

「あ、おい未成年」

ヒカリタバコを吸うと同時に咳き込む。

「うぇー何がいいんだか」

「うん、ワタシもわかんないな」



煙が空高くに上がるのをしばらく二人で見つめた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ