オブリテラートエブリシング3
「ウオォォォォ!」「オブリテラートエブリシング…」
バッチコォォォ!
魔王とミンスクの拳が合わさる
「うがッ!」
しかし吹っ飛ばされたのは魔王。
「オブリテラートエブリシングで俺にかかった衝撃を貴様に返した…それだけだ」
「やはり反則的なスキルだ…」
「降参するか?」
「いや…そんなことするつもりはない…」
「なら…次は俺のターンだ!」
ミンスクは猛スピードで魔王に近く…と思いきや消えた…!
パシィ!
しかし魔王は動揺せず研ぎ澄まされた感覚でミンスクを捕らえ、がっぷり四つとなる。
ちなみにミンスクは光の反射の現象を跳ね返し透明になっている。
「見えてなくとも俺が捕らえてくるとはな…!だが無駄だ!オブリテ…?!」
魔王はミンスクの義手を右手でつかんでいることに気づく。
「これで終わらせる!オンミンステェツ!」
ガァァァァ………
強烈な嵐のような音、そして鳴りやんだ瞬間…
何もかもを止め…魔王だけが動きだす…
「貴様には及ばぬスキルだが…私も魔王の端くれ…時間の数秒ぐらいは止めることぐらいできる…一度目は心臓を狙ったが…次は貴様が判断する前に奴の脳を破壊する…!止めだァッ!」
魔王の手刀は完全にミンスクの頭を捕らえ、渾身の一撃を叩き込む…!
バギャァ!
「やはり…この程度だったか…………魔王様」
「なッ…」
魔王の渾身の一撃は魔王の首に反射され胴体と首に分かれる…
「喋れねぇだろうから俺が今何が起こったか説明してやる…貴様は…「止まった世界でどうしてこのスキルが発動できたか」…と思ってるだろうがお前のスキルが発動した時に「俺が時間通りに動く」という現象をこの小石に反射させることで時間を止めることができた…」
「実際お前にはこの安易な行動に感謝している…お前の部下を先に助けたおかげでお前のスキルに気づけた…それに俺にはお前に対する攻撃は大体あんたのスキルで回復されるからな…それに俺のオブリテラートエブリシングは自分以外の現象は反射できない、つまりこの義手をつかまれたら逃れることもできなくなる」
魔王は頭だけ残った体ではミンスクの話を聞くことしかできない
そしてミンスクは振り返り魔王城の外に駆ける。
◇ ◇ ◇
魔王城から飛び出した人陰…人間よりも目がよい悪魔たちはすぐに気づいた…
だがもう…遅かった、気づいた時にはに悪魔たちのさらに上に居た。
「次の魔王になるような要素は叩き潰す…オブリテラートエブリシング…」
オブリテラートエブリシングで時を止め、悪魔一体一体にサイファーを打ち込んでゆく…
「終わりだ…」
止まった世界の中で放たれた大量の魔法弾の雨は動き出し、1体1体悪魔たちの頭を捕らえ…一掃された。
「この戦車…エジリスのか…なかなか手が込んでるな…あいつの割にはな…」
「ミンスク!いきなりで悪いけど早く帰ってきてくれ!」
「おっと…戦車が喋るとはな…すまないがダメだ、俺はここにまだ用がある」
「待って!待ってくれ!君に伝えることが!」
「今は1秒の時間も惜しい、話はあとだ!」
ミンスクはそう言うと戦車たちの前から消え去った
オンミンステェツ(スキル・特殊)
効果範囲・・・A
発動速度・・・D
コスト・・・C
成長性・・・B
クロンシュタット魔王様のユニークスキル。
時間を止め、止まった時間を自分だけ自由に行動できる(世〇ッ!!)
普通に最強のスキルの一つと言っても過言ではなく、使用者さえいれば魔界も安泰だったのだが相手が悪かった。




