オブリテラートエブリシング2
「どうした?それだけか?心臓は血液を全身に送り込んでいるだけだぞ?オブリテラートエブリシング」
ガパァ!
「うッ…!」
何者かの攻撃はミンスクの急所を突くも有効打にはならず跳ね返り左胸に穴が開く。
「に…げ…さい…クロン様…」
「こ…断る…私たちの部下が…命を懸けて戦っているというのに…落ち落ち逃げてなどられん!「ヒール!」逃げるのはお前だ!」
魔王様がヒールでボロボロの近衛兵と胸に空いた穴の傷がみるみる治ってゆく…
「だ…ダメです!さすがのクロン様も…こ…こいつは止められません!」
「いや…この怪物を止められるのは…この私…クロンシュタットだけだ!さっさとお前は逃げろ!」
「は…ハイ!」
「随分と自信があるな…しかしいいのか?だがもしこの俺がクロンシュタット魔王様を手にかければ悪魔たちの大混乱は間違えないぞ?引くなら今のうちだぞ?」
「この私が貴様をほっとけばいずれこの世界を滅ぼすことになるだろう…」
「かもな、俺はこの世界なんざどうでもいいと考えているからな、だが俺は今危険な状況なのだ、俺の無事のためにあんたは死んでもらう」
掛け合いはここまで、魔王対人間の勝負が始まった。
◇ ◇ ◇
「報告!上から何か降ってきます!」
スタタタタタッ…ドガッシャァ!
上から落ちてきたのは人型の戦闘ロボと軽戦車、航空機によって投下された。
ダダダダダダッ!バスバスバスン!
戦闘ロボはアサルトライフル、軽戦車は機関砲で奇襲をかける。
「こいつらは…増援だ!敵軍の増援だ!防御手段持ちはいないか!」
「挟まれている現状、こちらに防御手段持ちを回すのは厳しいです!ですが私たちにも援軍が来ます!」
「なら攻撃は牽制程度にしろ!全員!防御態勢!攻撃は援軍に任せろ!」
司令官の命令から数秒後、空を覆う悪魔たちが襲来。
「サージタモルテス!」
ズガガガガァン!
援軍の放つサージタモルテスの一斉射撃、さすがに軽戦車は耐えきれずにいくつか全壊する…が
バス!バスン!
「グハッ!?」
「ナニィィィ!」
いつの間にか軽戦車が援軍の悪魔たちのサイドに回り込んでいた。
「こいつ!いつの間に!認識阻害の魔法陣を組んでいやがる!」
プシュン
軽戦車が地上にいる敵軍に奇妙な音を放つと白く濃密な煙が立ち込める。
「これは…!何も見えん!」
ザバァァン! バススススン! ダダダダッ!
「ナァァァッ!」
「こいつら…こんな白煙の中からでも…正確に打ってきやがる!」
「上だ!上に逃れろ!上には白煙は広がってない!」
ビュォォォォ…バダダダダダダァン!
空を飛ぶ悪魔の上を航空機が通過した数秒後、大量の爆弾が地面を薙ぎ払う。
「こいつら…視界を塞いでから一気に俺たちを消し炭にする気だったようだな…」
鋼鉄の戦士たちの容赦ない攻撃に悪魔たちの背筋は絶対零度にまで凍り付いた。
メシア(車両・軽戦車)
耐久性・・・A
内部強度・・・C
機動性・・・SS
範囲・・・C
コスト・・・D
成長性・・・0
エジリスが最も本気になって作られた戦車の一つ
かく乱を目的に作られ、煙幕発射装置や認識阻害魔法陣を搭載し荒れ地だろうがすさまじいスピードで走り回る。
しかし耐久力は少々心もとないが高度1万mで飛行する航空機からパラシュートなしで落とされても平気というトンデモ構造を持つ、AI搭載なのは言うまでもない。
クルセーダー(大型兵器・機関砲)
破壊力・・・S8
加害力・・・SS
発動速度・・・C
射程・・・S
精密動作性・・・B
コスト・・・D
成長性・・・0
バーサーカーの構造を基に75mmに大口径化したもの。
速射性も強化されすさまじい火力となっている。
伝統のAI標準であるが射程はジャッジメントほどでもなく精度も高くはない。
ちなみに仰角は120度、車体を横に向ければ俯角50度まで傾けられる、無論対空射撃も可能。
パルバス(人型ロボ)
パワー A
スピード A
技術 SSS
耐久 A
知力 A
精神 0
魔力 0
アサルトライフルやグレネードなどの装備をした歩兵、人間を超越技術力と性能を持ち、対応能力もAIながら高く当然戦車たちより戦術的柔軟性が高い。
しかし戦車たちや航空機が暴れている中どう活躍させるかが筆者の悩み。
ついでにメシア同様高度1万mから落とされても問題ない。




