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独りとなる悪魔


 ミンスクが運転中、エジリスが通信室、そして負傷したアランが砲手席。


「義手の修理は完了したよ」

「よし…降りるぞ」

「私の治療は…」

「ちょっと待ってね」


 アランは安定の後回しである。


 ガツン!


 戦車、木に衝突。


「あ~あ~ミンスク…もう少し丁寧に運転してよ…」

「まったく…お前は武器以外は正確ではないようだな…」


「…すまんの」


◇      ◇      ◇


 実はミンスクの義手は取り外しが可能、だがロックは非常に厳重なため取り付けには戦車を止める必要がある。


5分後…


「まだか?」

「もう少し…」

「早く私のケガの本治療もしてくれ」


◇      ◇      ◇


「直ったよ」

「おう、うるさいアランをさっさと治せ」

「貴様…!」


 ピピピピピピppppppppp!


「なんだ!これは?」

「これは…ヤバイ!」


(エジリスが「ヤバイ」という表現をするのは滅多にない、つまりエジリスがヤバイというと本当にヤバイ!)


「ミンスク!これに乗って!」


 指をさす方向は見たことのあるミサイル。


「わかった!」


 俺はこのミサイルに駆け込む。


「発射!」


 強烈なジェット音と共にミンスクの体に強いGがのしかかる…しかしそんなことよりもエジリス達のことが気になる…


「僕たちの方は大丈夫だ!僕がいればすぐに合流できる!」


 ミンスクはすぐに気づく…「優しい嘘」と…


 カァァァァ!


 ミサイルの中の密室でも感じる強烈な光、そして切り裂くような轟音…


◇      ◇      ◇


  ドゴォォォ…


 着陸した。


 そしてロケットの外は皮肉なぐらいきれいな青空が広がっていた…


「俺は前の世界でもよく生き別れた…だから…もう慣れているハズなんだ…」


 ミンスクの小さな独り言は蒼い空に溶けこむ。


◇      ◇      ◇


 サブマシンガンと心配の要らない量の弾薬がミサイルの中にはいっていた。


「食料はないのか、まったく…ん?これは…?」


 義手対応のメモリーチップを見つけた。


(こんなところでやっても集中して聞けん、後で読み取ろう)


 そして外を見渡すと巨大な木をとらえる…


「とにかく移動しよう」


◇      ◇      ◇


ダララララッ!


 ミンスクは道中の奴らを始末、食料はやはり十分だな。


「!」

「誰だ!」


 とっさにミンスクが銃を向けたのは…耳の長く、麗しい見た目をした少女であった。


(…!こいつ…俺を知らない!全世界に伝わっている俺の顔を知らない!…やったぞ…中立勢力だ!)


 俺は心の中でガッツポーズをとりながら話をつなぐ。


「すまない…お前に対して敵意はない、それに俺はそろそろ体力の限界なんだ…頼む…近くの村に連れて行ってくれないか?」


 ミンスクは体をフラフラさせて少女に話をつなげた。



 ノアの箱舟(車両・戦車)


耐久性・・・SS

内部強度・・・A

機動性・・・C

範囲・・・C

コスト・・・C

成長性・・・0


 パイトンをさらに拡大強化、さらに有事に備え一人のみの脱出ミサイルと高エネルギーレーダーを搭載したもの。

 居住性や載積量を強化したが、いろいろ積み過ぎて機動力が遅くなっている。

 2/12・13・スキル装備などの解説をいくつか変更しました。気になったら見返してください。

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