大きな運命と悲しい運命
「ねえ君」
エジリスは現代から来たと思われる剣士に声をかける
「なッ…なんだ!」
「君、現代から来たようなこと言ってた気がするけど…どうなの?」
「お前こそ!どうしてこの世界に俺の前の世界の兵器を持ち込んでいるんだ!」
「どうやらこの反応だと返答は必要なさそうだね」
「待てぇ!俺の質問に答えろ!」
「そもそも疑問文に疑問文で返す君が可笑しいんだよ?で君の…この世界に来た目的はなんだい?」
「お前に喋ってなに…うがぁぁぁぁ!」
エジリスは剣士に頭に手を置くと剣士に痛みが走る。
「僕のスキルで君の脳を制御できる。簡単に痛みぐらいは出せるし、脳死させることもできる、君の生殺与奪は…僕が握ってるんだよ?」
「こ…このゲスが…」
「やめてくれよ…言ってもらわないと互いに得しないよ?」
「黙れ!てめぇみたいな奴らの得になることなんて絶対にしない!してたまるか!」
エジリスは眼鏡の位置を整え再び剣士の頭に手を置く。
「やってみろ!絶対に俺は喋らない!」
「いや…君には頼らない…だから…利用する」
「ッ?」
「特別に僕のスキルを紹介しよう、僕のスキルはマテリアルリモーヴァル、それは原子レベルで物質物体を正確に動かすほかに、確認することもできる」
「…まッ…まさか!」
「感がいいね、少し疲れそうだからやりたくなかったんだけど…君が頑固だから仕方ない…」
剣士は逃げようともがくが体を動かす栄養素を抜かれた彼はまともに動かない…
「変に動かないでね?」
◇ ◇ ◇
ミンスクが両足で歩いて教会から帰ってくるころには現代剣士の尋問も終了していた。
「治ったみたいだね」
「ああ…治ったが…あの神父…不気味な奴だったな…」
「君が怖気ずくなんてらしくな~」
「…運…命…」
「大丈夫?」
「お前ら!もうここも危ないだろ?さっさとしろよ」
ミンスクが一時機能停止した今場を取り仕切るのはアランであった。
◇ ◇ ◇
戦車内…
「なんだってぇ!?あの剣士は女神ソフィアから送られて来た現代人で魔王と俺たちに送り込んだ刺客だとぉ!?」
「送られるのは人だけだから神々の支援を受けらるわけじゃないよ」
「すまない…もう一回言ってくれ…」
アランも話に入ってきた。
「簡単に言えば俺の敵対勢力が増えたってことだ…!分かれアラン!」
「私をバカにするな!そういえばお前…左半分治ったよな…?そろそろ相手してもらうぞ…!」
アランは半分怒り交じりで挑戦を申し込む。
「おう、いいぞなまった体をほぐすにはアラン程度の相手が十分だ」
「お前…言ってくれるな…!」
「安全確保のためもっと遠くへ移動してからな、あと頭も冷やせ」
◇ ◇ ◇
「そういえばミンスク、お前私との決闘でなぜこれを使わないのだ?」
アランの言うこれとはエジリス製のサブマシンガン。
「え?こんなんつかうと一瞬で終わるぞお前が」
「は?」
アランはミンスクの爆弾発言で唖然とする。
「そもそもこれは近距離から中距離で生身の人間を一秒でも早く殺害するために作られた武器を基にしている」
「やはり…お前らの世界の技術は恐ろしいな…」
もはや正座状態のアラン。
「お前らの魔法は時間をかけて強力な威力を大型のモンスターに浴びせるために作られた技術だろ?」
「そうだが…もしかしてお前らの方の世界では人間同士で殺しあいをしているのか?」
「そうだ、俺たちも人に殺された」
「ならなぜ死んだはずのおまえがこの世界に居るんだ?」
「知らん」




