ミンスクの救急信号
「え?!救急信号だって?あのミンスクが?!」
「とにかく一緒に助けに行こう!」
「オイ!お前のような貧弱な奴など足手まといだ!私だけで十分だ!」
「まったく…僕が丸腰で助けに行くと思うのかい?」
とエジリスが言うとガ〇ダムを思わせるゴツイ装備をガッチャンと装着。
「分厚い装甲もあれば盾もガトリング砲もあるし、15kmで走れるレッグキャタピラもある」
「言ってることはよくわからないが…これなら一緒に来ていいだろう」
「どうして上からなんだか…」
◇ ◇ ◇
「そういや少し思ったんだがどうして戦車を使わないんだ?そっちのほうが圧倒的に強力だろう」
「まず理由として距離が近い、歩いたほうが隠蔽性が高い、それとこの装備を試したい。」
「お前…絶対最後が本命だろ」
◇ ◇ ◇
駆け付けた先にはゴツイ怪物たちがはびこっていた。そしてミンスクの対物ライフルがそこに…
「ミンスクがいないぞ!まさか…攫われたのか?!」
「いや…ここにミンスクの義手の反応がある、必ずここにいる…君は下がってて僕が全部片付ける!」
「ほぅ…すこし見せてもらおうか」
エジリスはガトリング砲と大盾を構える。
その間に怪物は唾をエジリスに向かって飛ばしてきた。
ピチャ
もろにエジリスの装備にあたりシューと音を立て溶け始める。
「マテリアル リモーヴァル!」
酸性の液体は無害な物質へ変化させあっさりと防御。
「次はこっちの番だよ」
そう言った直後放たれたおびただしい数の弾幕、逃れる暇なく汚いミンチに料理された。
「ちょっとやりすぎちゃったかな?」
「お前の世界の技術とは酷く残虐だな…」
さすがにアランも引いてしまった…
「そんなことよりミンスクはどこだ?」
「ここだ…」
呻く声と共にゲル状に変化したミンスクは地面から浮き出てきた…
「「気持ち悪!」」
「俺も好きでこうやってるわけじゃない…スライムみたいなやつからイグスヒュームで奪ったスキルで地面に潜伏していた…」
「で、大丈夫?動ける?」
「いや…俺の体の左半分が動かない」
「なんだって?!今すぐ治療を!」
エジリスは急いで駆けつけるがアランが割って入る。
「いや…これは呪いだな…正式な教会に行って解いてもらわなくては…」
「なんてこった…俺は今に至っては未曽有の犯罪者だ…行った所で解いてもらうどころか捕まるな」
あのミンスクが右手で頭を抱える。
「とにかくここで考え事しても魔物にやられるリスクが出る、戦車に戻ろう」
ソリドム(防具・装備)
パワー +5
スピード -2
技術 -1
耐久性 +3
知力 ±0
精神 ±0
魔力 ±0
はじめは航空機等の重機の組み立てのために使っていたものを戦闘用にするため鉄板を張り防御力の強化と大型の収納スペースも搭載し重武装を展開可能…がゴツイせいで動きが鈍くなる。
ちなみに+1で1段階能力が上昇、-1で1段階低下
スぺレーション(武器・ガトリング砲)
破壊力・・・B
加害力・・・D
射程・・・C
精密動作性・・・E
発動速度・・・S5
コスト・・・D
成長性・・・0
対集団の制圧を目的にしたガトリング砲、折り畳みも可能…だがかなり重い。