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取引とエジリスについて

「なぜだ?」

「取引をするためだ」

「取引?」

「エジリス適当な場所でこの戦車止めろ」


◇      ◇      ◇


「これは…一体…?」


 まずアランが驚いたのはこの戦車であった。まあ異世界人なら至極当然であるが。


「これはエジリス製戦車、某自衛隊戦車のごとくの安定性があるからよく寝れただろ」

「そうだが…それをどうやって作ったのだ?この世界ではまず見ない代物だが…どこの国のものだ?」

「そもそもこの世界の技術で作ったものじゃない…それは後で話す、取引だ」

「取引…」


アランは少し息をのむ


「まずお前は俺たちにこの世界の情報が欲しい」

「…?この世界?」


 首をかしげるアラン。


「感が悪いな気づけや、俺たちは別世界から特に前触れもなくこの世界に飛んだ」

「理解できん…」

「とにかくだ!俺はこの世界に関する情報が欲しいんだ、そのことで何度も不意を突かれている…だからお前の持つ情報が必要なんだ」

「随分と必死だな」

「そしてお前は俺と同行することを許可する」

「はぁ?!なぜ貴様と同行しなければならんのか?!」


 と口を尖らせる…が


「随分と感が悪いな、同行できるってことはいつでも俺との1on1ができるってこと、この機を逃せば俺とは一生会えない…かもしれないぞ」

「なッ…なるほど…」


 アランはかなりの戦闘狂、それは発言からミンスクは知っていた、これは利用しない手はない。

 

「仕方ない!その取引、乗ろう!」

(ちょろいな)


◇     ◇     ◇


「じゃ俺は狩りに行ってくる」


 ミンスクは対物ライフルを担いで森へ消える。


「…なあ」


 アランがエジリスへ声をかける。


「ええぇ!?ちっちょっと待って!」

「どうしたんだ!?」


 実はエジリスの人生は機械一筋、機械によりつく女の子などあまりいない、よって女の子と話さないから体制がほぼゼロなのだ。


「ご…ごほん…でな…なに?」

「なぜあの自分勝手の極みみたいなミンスクと同行しているんだ?」

「そ、そのことか、前の世界でよく言われるよ」

「ふむ」

「か、彼は…僕の夢を叶えてくれたんだ…ぼ、僕は医学、工学、などの分野にかかわること全てに才能を持っていることは何となくわかるよね?」

「医学?工学?」


 説明中…(5分)


「随分と自信があるようだな」

「ま、まあね、それで僕は工学の道に行きたかったんだけど、親が医者にすべきだ!とか言い出してね…」

「なるほど…」

「そんなときに…ミンスクと出会った」

「ふむ…」

「誘拐まがいの行為でさらわれて最初は医務を担当されたけど…ミンスクに義手を作ってから…彼は僕に物を作る自由をあたえてくれた…時々ミンスクからめちゃくちゃな依頼もきたけど」

「やっぱりミンスクだな…」

 

◇      ◇      ◇


  ビービービー!


「なんだ?!」


 突然戦車から警報が鳴り響く。


「これは…!ミンスクの救急信号だ!」



 パイトン(車両・戦車)


耐久性・・・S

内部強度・・・B

機動性・・・B

範囲・・・C

コスト・・・B

成長性・・・0


 そもそも航空機では目立つし燃費も悪いからという理由で戦車になった。

 ファナリスを全部解体して新しく作った軽戦車、3人乗り、それなりに高い機動力と耐久力、迷彩塗装により隠蔽性も抜群。

 当然リオ〇イアの鱗とバーサーカー(45mm砲)を流用。

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