後編
…………ペコリ。
無理でした。
飽きさせない為に、文字数やら文字数やら、文字数やらを、考えてますが、無理でした。
ペコリ
さてさて、話が脱線したりて、長い遠回りをしました。
しかし、人災と獣害の関係を語る上では、人の負の部分も扱わないと伝わらないので、ご了承下さい。
本題にはいる前に
私の質問に答えて下さった方々へ感謝を。
獣害の被害者へ哀悼を。
自然と戦い、共生を目指す全ての方々へ敬意を。
命のタスキを本に纏めた。
吉村昭先生他、沢山の著名なノンフィクション作家の皆様に尊敬を。
さて、対策ですが………特にありませんハイ。
ああ!ブラウザーバックしないで下さいマジで!
とアホな事を置いときます。
正確には、特別な対策は、無いんです。
獣害は、自然災害です。
火山がいつ爆発するか判らないのと同じで、いつ遭遇してもおかしくありません。
それは熊に限らず、猪もそうです。
熊が屈強なゲリラ兵なら、猪は小さなラム(衝角)が付いた装甲車です。
時速40キロから50キロで山道を踏破する脚力。
無尽蔵と言えるスタミナ。
相手を貫く牙。
しかも頭が低いから足を刈ってくる。
小回りも利くし、分厚い皮と脂肪で防御力もある。
当然、首の力もあり、岩などを牙を使いどかす事もあります。
勝てます?
基本的に人間は、動物に正面から戦って勝つ事の方が、少ないです。
猫があの俊敏性と跳躍力を活かせば、一発で喉笛を噛み切られます。
犬も牙を本気で立てられたら、離れませんし食い千切られます。
皆さんは忘れがちですが、元は獰猛な肉食獣なんですよ。
人間は身体能力で言えば最弱です。
先ず、それを認識してください。
その代わりに頭を使って、難を逃れてきました。
その象徴が、学問であり予報なのです。
皆さんが出先で一番に気にするのは「天気」ではないでしょうか?
もし雨が降りそうなら、カッパや傘等の雨具を用意しますね。
台風なら外出を控える。
当たり前の事です。
これを動物に置き換えます。
1・予想。
大抵の自治体は、警告を出したりしてます。
「熊注意!」「動物注意!」等です。
つまり、出会う可能性が高いと見た方が良いです。
2・準備。
今は、色んな防獣グッズがあります。
熊撃退スプレー等、様々です。
一番、有名なのは熊鈴ではないでしょうか。
3・対応。
もし、遭遇したら?
持ってきた防獣グッズを手にして、逃げる事を考えましょう。
4・知識。
皆さんは台風や地震の怖さを知っていますし、対策も立てますよね。
その知識は、何処から来たのですか?
ネットやニュース(伝聞)など様々なツールで知識を、得たのではありませか?
獣害も同じです。
ネットやニュースにも沢山情報があります。
その中で、自分にあった対策を練る。
特別な事は何もしてないでしょ?
マナーも大切です。
「ゴミは持って帰る」「すれ違ったら挨拶をする」
全て当たり前の事です。
しかしこのマナーが一番重要なのかもしれません。
何故、熊が人間を襲うのか?何故猪は人間の近くに出るのか?
答えはゴミです。
皆さんが、バーベキューや弁当、お菓子を楽しんだ後の、残飯や袋。甘い匂いのするジュースのペットボトル。缶詰の空き缶などのゴミです。
熊等の野性動物は、視覚より聴覚や嗅覚が発達してます。
埋めても無駄です。穴堀が得意ですから、直ぐに見つけます。
熊を例に挙げます。
エサを探していた熊が、人間の臭い付いたゴミを漁る。
この時点で、熊は「人間は怖いが、エサを持っている」と認識します。
破綻の第一歩です。
人間を探して様子を伺う。
この時点で、人間の方もチラホラ見ると思います。
そして、隙を突いて、若しくは威嚇して追い払い、エサ(人間の荷物)を漁ります。
この時点で熊は「人間って楽勝!」と認識します。
破綻の二歩目です。
この時、既に熊の在り方が、変化したのは理解できましたか?
そして、ここからが分岐点です。
「福大ワンゲル部事件」と同じです。
本来なら、エサに執着された時点で逃げるべきです。
ワンゲル部は、判断を間違えました。
熊は恐ろしく執念深く、自分の物に執着します。
彼等は、既に熊に「自分の物」と認識された物を、取り返してしまったのです。
熊が怒り猛るゲリラ兵士になった瞬間です。
エサ(荷物)を取り返す為に、追跡し、隙を伺います。
そして奇襲で、各個に敵を殺して行きます。
肉食の習性で、倒した獲物を食べます。
これで完璧に熊の在り方が、破綻しました。
人食い熊に変貌したのです。
「人間は弱い、旨い、エサも沢山持っている」
と認識し荷物のついでに、人間をターゲットにします。
熊は残虐で狡猾です。
獲物を動けないようにしたら、警戒をしてその場を離れます。
この時、人間の生死は関係ありません。
周りが安全だと認識すると、ハラワタから食べて行きます。
「やめてけろ!腹にはややが!」
「あぁ、ママ助けて、熊が私のお腹を!」
正確な言葉ではありませんが、記録に残されている。
熊に襲われジワジワと食害された人の叫びです。
あなたが捨てたゴミが、熊の在り方を変えて人を食害する。
立派な殺人ではないでしょうか?
次に挨拶の大切さ。
これは互いの情報交換と生存確認です。
大きな声で挨拶する。楽しく交流する。
互いに印象を残し、万が一何かあった時、挨拶をした人が、救助を要請してくれるかもしれません。
山では携帯が繋がり難い事も多々あり、無線機を持っている人も少ないと思います。
だからこそ、人の繋がりが大切になるのです。
「挨拶」これも立派な防災になるのです。
ゲッ!文字数が2000越えてる?
あー、えー、うー、
ごめんなさい。
最終手段やら、まとめやら書けてない。
後編その2に続きます。