中編
また、脱線事故を起こしたので、中編とします。
自然愛と地方愛が私を狂わすのです。
申し訳ありません。
前回は北海道が中心で、時代も古く少し実感し難いと思います。
熊害は、平成でも起きたんです。
しかも極最近です。
「十和利山熊襲撃事件」
平成28年5月から6月にかけて起こった。
死者4人重症3人の獣害史五指に入る重大事件です。
場所は秋田県。
つまり本州なのです。
これまで他人事だと思ってたあなた。
実は、身近に起こりうる事にだったのです。
長野県や四国でも熊の生息報告はあります。
但し、絶滅危惧種として保護されてます。
現に九州では、絶滅してます。
全長は平均で、110センチから150センチで体重は80から130キロ位です。
そこで「勝てる!」と思ったアナタ。
死にたいのですか?
強靭な牙と爪を持ち、知能は高く自分の足跡を囮に使う位狡猾で、しかも臆病で慎重。しかも執念深い。
私は「津山事件」が脳裏に浮かびました。
岡山県で、一人の男が武装して、夜中に住民を奇襲して、30人も殺害した事件です。
八つ墓村の元ネタにもなってます。
詳しく知りたい方は検索すれば、直ぐにヒットします。
閑話休題
似てませんか?
一方は食害で一方は虐殺ですが、その狡猾さや執念深さは、人の狂気に通じる物あると思うのは、私だけでしょうか?
後ろから一気に爪を立てられる。
後ろから一気に鉈を振り下ろす。
ねっ、文章で表すとそっくりです。
熊は頭が良く、敵対すれば屈強なゲリラ兵になるのです。
ハッキリと言います。
日本は熊との共生しなければならない。
そして「十和利山熊襲撃」事件はまだ解決したとは言えません。
住民を襲ったツキノワ熊は「スーパーK」と呼称され、既に射殺されてます。
しかし人の味を覚えた熊の数は、かなり錯綜してハッキリとしません。
熊との共生を忘れた人間が、安易に山に入り襲われる。
福岡大学の皆さんが、汚名を着てまで必死に訴えているのに、何故理解しない?
もし人の味を覚えたツキノワ熊が、また人を襲ったら?
これはに互いに不幸になる。人災による獣害の現れでは、ないでしょうか?
日本に置けるツキノワ熊の生態系は既に壊されており、集落毎に地域で分断され、絶滅に瀕してます。
更に、生薬として熊の肝は大変重宝され、その為乱獲し減少へ拍車をかけました。
そして熊害は、別に珍しい事ではありません。
穴持たず(冬眠し損ねた熊)が民家に押し入り、食料を漁る。家畜を襲う。
冬場のニュースで観る事が多々あります。
羆にしてもツキノワ熊にしても、本気で駆除しようと思えば簡単です。
自衛隊等が重火器等でローラー作戦を実施すれば簡単な事です。
その為の、法律は既にあります。
これを実施て良いと思いますか?
生態系を散々壊して、既に絶滅に瀕した種を、完全に根絶やしにする。
自然と戦い共生してきたこれまでの日本の在り方を、否定する事に賛同できますか?
ツキノワ熊に、至っては人口植樹の影響で既に瀕死です。
だから省みて、共生をしなければ、日本狼の様に大切な種を消す事になります。
アレ?………また脱線した?
何故かツキノワ熊を擁護してるし。
あー、後編は、対策と今度こそ猪に行きたいと思います。
それでは、全ての獣害の犠牲者に哀悼を。
自然と戦い共生を目指す方々へ敬意を表して、閉めさせて頂きます。