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冒険者と宗教は腐れ縁  作者: 黄金の羊飼
一章 旅立つ者の足跡
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冒険家は夢を見る

始まりの冒険家ムジカの手記より。


かつての世を覆う神代の闇は薄れ、我ら大地の民は地上に棲家を得た。霊峰ヒュプノンテの麓、静かなる泉エルトナの傍ら、深き渓谷郡ドミナスの中、神の加護薄き大地に出でつかの間の安寧を築く。


つかの間の安寧の隣に潜む見えざる手を、忘れるな。遺物は大地を呑み込むのだ。抗え、大地の民よ、求めよ安寧を。気を抜くな、加護が蝕み我らを生かし、そして殺すのだ。


だから私は、世界の果てに行こう。先に安寧の地で待つ。



未だ見ぬ世界の果ての平穏の大地、静かなる海と蒼い空。始まりの冒険家ムジカの手記の一端を心に、冒険者は夢を見る。


神代の遺物で別たれたこの世界にも、安住の地があるのではと。


空も海も大地も、その全てに神の遺し給うた物は干渉する。


だが、ある者は言った。この世全ての神の集積地は不干渉にして安寧の地であると。


また、ある者は言った。大地は不変にして不干渉の証であると。


痕跡は見つかり、情報は集積する。世は正に大冒険時代である。


若者よ、安寧を探せ。今だまだ見ぬ不干渉地帯“ムジーク”はそこにある。


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