プロローグ
ここはどこだろう?右も左も見渡す限り何もない・・・いや何もないのは訂正遠くに光が見えるな。しかしここは何なんだ?僕の記憶が正しければさっきまで普通に家でごろごろしてたはずなのに・・・
いつまでも考えていても何もはじまらないかな。とりあえずあの光の所に行ってみよう。
・・・光の所に向かって歩いていると急に沢山の人が居る所に出てきた。見る限り大人はいないようだこれから何が始まるのだろうか?
「皆さんお待たせしました。たった今人数が揃いましたので始めたいと思います。」
突然空から声が聞こえてきた。声は男か女かよくわからない声をしていた
「突然こんな所に人を集めてお前は何様のつもりだよ」
少し大きい男が声に向かって叫ぶと周りもそうだ、そうだと大声で叫ぶ
「皆さんが騒ぐのもわかります。ちなみに私は神様です・・・」
「もしかして異世界召喚?」
誰かが発した一言により皆思う所があるのか口々に、ハーレム作るぞ、白馬の王子様と結婚、チートしまくるぞ、とか騒ぎ始めている。
「君たちにはこれから少し私たち神の気まぐれに付き合ってもらいたい。ちなみに君たちは生きてある条件が達成されれば元の生活に戻ることが出来る。そして一つだけ願いを叶えてやろう」
「ただし願いは生き残った全員合わせて一つだ。これが示すことは感のいい子供ならわかるだろう」
「ここにいる子供の数は365人地球の日付でそれぞれの生まれた日からランダムにこちらに来てもらっている。なんの力もない子供たちだ異世界に行ってもすぐ死ぬだろう。それでは私たちも面白くない。今から配るカードの順番に奥に行き、力を授けよう。質問はないか?」
「力はどのようなものがあるんだ」
「それは私にもわからない。この奥に君たちように沢山の選択肢を用意している。奥にあるカードを取りそこに記された力が君たちのものになる。残念ながら同じ力は選べなくなるので最後の人は残ったカードになる。まぁ残りものには福があるだろう。ちなみに一度取ったカードは変更出来ないぞ」
なるほどここから先は個人の運が試されるのか・・・しかし神様のあの言い方まるでここにいる365人で殺し合いをしてもらいたそうな言い方だな。いやしてもらいたいのだろう。なぜならそうした方が面白いからだ。この場合僕はどんな能力であれまず自分の身の周りから守らないとな。
「それでは今から順番を決めるカードを配る。順番が来るまでそれぞれ個室に移動してもらうぞ」
神様の一言が終わったとたん最初にいた場所に僕は戻っていた。多分誰が同じ異世界召喚者かわからないようにするためだろう。そして僕の足元には一枚の紙が落ちていた。
多分これが順番なのだろう。落ちている紙を拾い見てみるとそこには・・・
366番