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夕刻
なし
む
んんんんん
なぜ体育館なのだ
外で盛大に
キャンプファイアーなのでは
出し物での
音響準備の関係
それから
火の後始末で
室内で
簡易キャンプファイアー
らしい
どんぐり曰く
大きな木の枝に
ろうそくをともす
らしい
なんだかよくわからんが
まあいっか
部屋に戻る
部屋中央の窓から
深い森と
山が見える
あいかわらず
大きな単山だ
あの頂上は
景色がいいのだろうな
ぼんやりとたたずみ
考える・・・・
部屋の電氣をつけていないので
よけい
夕闇を感じる
この薄暗さが好きだなあ
しばらく
その景色にみとれていると
どんぐりが
遅れてはいってきた
手には缶コーヒーを持っている
暗がりの中
ポイッと投げる
コントロールも
ばっちりだ
温かい
どんぐりもしばらく
夕闇を見る
長いながらも
あっという間の
3日間であった
なんだかこれで
もう大学生活が
終わりのような感じである
なし