表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
風のグラスゴー  作者: 玲於奈
風のグラスゴー第四部
59/160

たんか

なし

こちらも助けなきゃ

俺が護るという

意識が働いたか


はっちゃきに

かがんで

施設の無表情が

足を見る


どんぐりと

同じ事をしている

さすがどんぐり


医者ではないが

何度もこの種目で

けがをした人を

みてきたのだろう


重い顔をして

一言

大丈夫

ただのねんざです

おいおい

重い顔をするなよ

びびるぜ

っていうか

これがいつもの顔ですって


ぐったりしながら

はっちゃきを

そおっと

たんかにのせる


私が後ろを持とうと

したら

職員その2

職員その3が

これは私たちの仕事です

そういって

素晴らしく息のあった連携

プレーで

静かに

しかしながら

早足で

運んでいく

ひょいひょいと

川の飛び石を渡るような

軽快さだ

さすが

山慣れしている


5分くらいしただろうか


突然

目の前が急にひらける


なんのことはない

森を少し行けば

すぐに

グランドだったのだ

スタートした時の道とは

反対に出たが


おいおいおい

どんぐりを

見る


どんぐり

いやあーうちらも

迷ったんだよ

頭をかく

あらぬ方を向く

嘘がわかりやすい人だ

どこ、見てんだよ


二人っきりにする

作戦だったのか

よくわからん

どんぐりは


なし

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ