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風のグラスゴー  作者: 玲於奈
風のグラスゴー第四部
58/160

ターミネーター

なし

眠れない時のように

数でも数えようか


そうはっちゃきに

言ったら

急に笑い出した

おかしなやつだ

そんなにおもしろいか


私もなんだかおかしくなって

笑ってみた


大きな声で

笑ってみた

二人の声が

暗い森に吸い込まれていく

しかし

なんだかすっきりした


人間大きな声を

出したり

思いっきり笑ったりすると

若返るって

前に聞いたな

人間の原点に

戻れるのだろう


突然。。。


本当に突然。。


遠くから懐中電灯の

灯りが

声も聞こえる

何人かいるようだ


やったあ

助けが来た

本当にうれしい

思わず涙が出た


男のくせに

なんばしちょっと

泣くんでない

天国の

大好きだった

時々私に渇を入れる

ばあちゃんの声が

聞こえるようだ


はっちゃきも

本当に安心したのか

力がぬけたようだ


のっぺり顔の

なんだか印象に残らない

男が先導だ

年齢不詳

いや若いのか

どうやら

施設の管理人らしい


後ろに続くものたちも

同じく印象に残らない顔だ

たんかを持ってきている


そしてどんぐりが

いる


戻ってきてくれたんだ

私が氣づくと

ニコッと笑って


アイル ビー バック

親指を立てる

あんたはターミネーターかい

というか

シュワちゃんかい

こないだ

けがして7針縫ったぜ


つっこみどころ

満載だ

そこで

氣がぬけた



なし

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