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風のグラスゴー  作者: 玲於奈
風のグラスゴー第四部
50/160

山ガールズ やったね 祝 50話

なし

誰かに激しく起こされる。

横になったら眠ってしまった。

どんぐりさすがだ。

まあ、このまま眠りについても

よかったが・・・


高3の時、

パチンコの日のお楽しみ抽選会で

もらったやくざな金時計をみる

もちろん金メッキ。


あらら

時間があと5分しかない。


それより、どんぐり

なんちゅう、格好だ。


ジョギング、マラソンではなく。

それは、アウトドアか、

そのポケットがいっぱいのベストは何。


釣りのライフジャケットのようだ。


本人は、そのポケットの道具を

解説したいらしいが

時間を理由にパスをした。


まあ、はっちゃきあたりに

説明すれば彼も満足だろう。


さすが、どんぐり


裏出口から出る。

見れば、グランドは宿舎斜面を

下ったすぐだ。


それにしても

山の中腹だけあって斜度がきつい。


人が蟻のように群がっている。

あの白いてんとが受付か。


みれば、何組かの人だかりは、

森の方に向かっている。


13時30分になったか。

裏口を通らなかったらもっと

時間がかかったことだろう。

どんぐりに感謝だ。

あのベストはいただけないが・・


それにしてもすごい人だ。

オハラを見つけれるか。

またまた例の虫が騒ぎ出す。

どうする。やめるか。

急速にめんどくなった。


他の女子もこちらを見てそわそわしている。

まだ、メンバーを見つけられないのか。

なぜ、男子を誘う。


近くを突然。

大音量で

ゴッドファーザーのテーマが。


驚く。

携帯か。


どんぐり、なんちゅう着信音よ。

あんたはマフィアか。

イタリアか。シチリアか。


そんなことおかまいなく。

もしもし、ああこっちこっちと

手を振っている。


おいおいどんぐり

いつの間に

はっちゃきと

番号交換したの?


よくわからない。


「おそい」

はっちゃきの一言。

この人はしゃべらないが重みがある。


服を見て驚いた。

そんな服があるんだね。


スカートみたいな

ジャージをはいている。


どんぐり曰く、山ガールズらしい。

それは、何。何かのグループ。


ぽかんとしていると

笑いながらはっちゃきが、

山に上るのがはやってるんだよ。

と、ばかにしたように言う。

褒めてもらいたかったのか。

理解に苦しむ。


こっちだって、釣りのベストだぞ。

と言いたかったが

そこはいじらないらしい。


オハラも、スポーツ系のジャージだ。

ウインドブレーカーも

爽やかな感じ。

スタイルがいいのでよく似合う。


少しどぎまぎした。


学生課に受付に行く。

あらかた出発したらしい。


よっしーーがいる。

言葉は出さないが、

よく相方見つけたな。

チェッ。第一関門クリアかよ。

という態度。

わかりやすい。


地図をもらって森に向かう。

新緑の芽。そして、日差しがまぶしい。

氣持ちがいい。


思わず笑みがこぼれる。

それを見てオハラも微笑む。

なんでよ。


地図を真剣にみながら

どんぐり

さっそく七つ道具の登場。

すごい。

コンパスを持っている。


ブルーの長方形の青い枠の中に

方位磁針が入っている

道具はセンスいいね。


というか初歩的に

コンパスなしで

山に行かせるのか

鬼だ

遭難者出るぞ

学生課


地図には確かに北を指す

矢印が書いてある

これはもらったか。

なし

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