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風のグラスゴー  作者: 玲於奈
風のグラスゴー第四部
33/160

体育館裏手

なし

「よっしーーー。。。。」


何を言っているのかと


思った


なぜ、わしの名を呼ぶ。


ていうか人違いだけど。


もちろん。


そして、なんで人けのない


こんな体育館裏手で


誰かを呼ぶ。


逢い引きか(ふるっ)


ここらの周りは、背の低い街路灯はあるが


いかんせん灯りは暗い、かなり暗いと思う。


はじめは


勘違いしているのだと思った。


こちらは、煙草を吸おうと思ったら


まさかのオイル切れ


なんでやねん。自分で自分にどつく


というか、呼んでるのだれえってかんじ


まさに、任侠映画の「おんどりゃ。どたま かちわるぞ。」

的状況。


よくわからない。


まだしつこく呼んでいる。


「よっしーーー。。。。」


携帯で呼び出せよ。

あるいは呼び出されたか。


さすがにこの闇におそれをなしたか、


呼んだはいいがこちらにはこない。


ざまあみろ。


誰に言っているかもわからないが。。。。


そんなふとした油断をけちらし


悪魔はやってきた。


ちゃき。


はっちゃき。


そう、はっちゃき。


さっきの食堂の。


ガシーーーーーン。


軽い脳しんとうを起こしそうになりながら

いや起こしたのか。

倒れそうになる。


あの

小柄な少女。

いや、少女とは言えない。

うちらと同じ年代。


なんであなたがここにいるの。という感じ。


そして、なんでラリアットなの。


「よっしーーー。。。。」って誰って感じ。


消えゆく意識でそう思った。


そして、眼の片隅にあの湖畔の女性がいた。


なし

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