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生活弱者
なし
愕然とする
私に
いつ追いついたのか
はっちゃき
「前の人の分も
後ろの私が。。」
残念ながら
私にはなすすべはない。
消え入るような声で
一言
はっちゃきの
横顔に
「ありがとう」
さすがに
毎日100円
200円の
生活
そういった生活弱者に
夢の国は
シビアだ
そういや
入るの入場料は
どうしたんだろう
思い切って
はっちゃきに
聞く
「ああ はらっといた」
「2回並ぶのめんどくさいから」
「事前にチケット購入しといた」
なんと入場券6,7千円するらしい
ががーーん
なんちゅうとこだよ
はっちゃき
ぜんぜん氣にしていないようすで
もちろん
私に対する
アルバイトだから
いいんだよ
と
肩をぼーーんと
たたく
なし