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風のグラスゴー  作者: 玲於奈
風のグラスゴー第二部
12/160

わんこそば

なし

どうやら、強面のおっさん。


年齢60歳くらいか。やや不詳。


しぶいし、怖い。


浴槽に落とした石。


脱衣かご。


その事で


お怒りのようだ。


改めて、浴槽を見ると。


周りには、老若男女(さてなんて読むでしょう>>)


多数。


子ども連れもいる。


だが、みんなの眼は冷ややか。


怒られて当然の様。


暴力バーではないらしい。


あわてて、石を拾おうとするが、


体を流していないらしく、


さらに罵声を浴びる。


だがどうすることもできず、


腕を伸ばして石を拾う。


拾って脇の玉砂利に戻す。


全部は拾いきれない。


いいかげんあきらめて。


「ごめんなさあああい。」

と弱々しく叫んで


この場から逃げ去る。


かごを脇に抱え、


浴場の向こう側にいく。


よくよく見れば、浴場の向こう側には、


脱衣所が整然と並んでいる。


なぜ、私だけが。。。


また音楽がインしそう。


頭がいたい。


多くの人のざわめき。


誰かが何かを呼んでいる声がする。


ここはど。。。


張りのある何かがふる。


声がする。


若い声だ。


慌てて、かごの中野、

ものを。。。


ざわつきが大きくなる。


私を呼んでいる。


なぜ呼ぶ。どんどん、呼ぶ声が近づく。


突然。


誰かが私の前に立つ。


なぜ。


本当になぜ。


若い女性。20代前半と思われる。


岩手のわんこそばの衣装???のような。


かすりの着物を着ている。


赤い帯がまぶしい。


「◎◎様、行きつけのお店 大将。


 大将のマスター様に選んでいただきました、


 陛下もご賞味されたまんじゅうそばに


 なります。」


なにを言っている。


なんで、私の名前を知っている。


行きつけの 大将。


なつかしい。

断るが、


餃子のお店ではない。


少しうれしい。

個人情報は流出しているが。


脱衣場の向こうに、テーブルが広がる。


船とちひろう(笑)


なし

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