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女子高生
なし
舞浜駅前の
柱から小走りで
こちらに向かう
少女
はっちゃき
ひらべったい
薄茶の靴で駆けてくる
見れば
めずらしい
はじめて
見た
・・・
といっても
まだ数回しか会っていないが
うす紺のなんだかふりふり
だがレースだがで
ひらひらのスカート
上は
チェックの
バーバリーみたいな
線が格子状に入っている
スマートな服
しゃれてるなあ
でも落ち着いているけど
ちょっと見は
女子高生
おいおい
俺でも分かる感じで
うっすらと化粧している
頬が薄くピンクだ
そして定番
真っ赤なしゅしゅ
ミニーだ
はっちゃき
ぶつかりそうな
勢いで
こちらに来る
私を抱きしめるように
して止まる
「よく来たよ」
あんたがよんだんだろ
言おうと思ったが
すこし
いい匂いがしたので
心の中でつぶやき
黙っていた
はっちゃき
自然に
私の手を取って
駅の向こう側に行く
というか
完全にはぐれると
思ったのだろう
なし




