時を×少女
なし
喧噪後の静寂。
なんだか狭い空間だ。
白い小さい石がたくさん。
足の感触がここちよい。
そうか玉砂利か。なぜ。
周りにしきつめられている。
その中央には。
長方形の木の枠。まわりは、いい木だ。
調子にのっているわけではない。
いいにおいがする。
その中に、どんよりとした物体。
もやっている。
そうか、湯船か。
浴場だ。
壁までそんなにない。
窮屈な感じがする。
何人かの人がいる。けっこうにぎわっている。
ざわつきが聞こえる。
今、氣がついたが。
裸じゃないか。
脇に、脱衣かご。なんで、ここに。
あるんだ????
なんだ。
なんだ。なんだ。なんだ。
誰かが、声をかけている。
思わず、玉砂利を浴槽に落としてしまう。
「なにやってんじゃ。てめえ。」
一声に体がこわばる。
その拍子に、また白い石をいくつか
木の枠から滑り出し、浴槽に落としてしまう。
静かに沈んでいく石・・・・。
浴槽の中で小さな泡があがっている。
よく見ると、石から泡がでている。
「おんどりゃ、何、ぬかすか。」
迫力がある。
本氣と書いてまじと読む。古い。
相当怒っている。
ギャグじゃない。
強ばる顔、体を押さえて、相手の方を観る。
湯船の向こうに。相手が見える。
いったい。何者。。。。
あなたは誰。。。。。
ここはどこ。。。。。
わたしは一体誰。。。。。。
何を私はしているの・・・。
時を×少女の曲。
小さくイン。
小さくはいって大きくなっていく。CM
なんじゃそりゃあ。(笑)
なし