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テキゴウ

作者: とこ

偽らねば生きられなかった弱さで自分の首をちからいっぱい絞めている




虚像が当たり前になった後に残るのはどこから見ても矛盾ばかりの自分<のようなモノ>の欠片

つなぎ合わせてもひとつにはなれない代物




今から今からと考えても口から滑り出てくるのは1%の本音とそれを飾り立て歪曲させる99%



ヒトに合わせてヒトの顔をうかがって





自分の考えを持つってなに

自分の考えってなに

自分ってなに

自分は、なに





小さな"アイディア"は樹木となって身体に根付く



この矛盾はなに

この矛盾はなぜ

この矛盾はどこから








―――――――――この矛盾はフテキゴウだから








消えてしまえ消えてしまえフテキゴウな自分など

消えて何が変わるとも思わないけど消えてしまえばいい

空気にとけるように

最初から存在しなかったように


原子も動かさぬよう

―――――――――消えてしまえ








.

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でも、もしも、もしも誰かに必要としてもらえるなら……?

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― 新着の感想 ―
[一言] 己を偽って生きているうちに、本当の自分を見失う。 本来誰もが持っているコアの自分。 それが見付からなくて、頭の中の引き出しや、箱を開けたり閉めたり。 そんな中から見付けるモノ。 不要…
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