アクアマリン①
館内に響く非常ベル、その小裏口から飛び出してきた3人組の青年、正面の駐車場に止めてある黒い車に一斉の乗り込む。
『お帰り。遅かったじゃんw』
車の助手席にいた一人の少年が乗り込んできた3人に話しかける。
『しかたねぇだろ、奏。』
少年…笹先 奏はさらに質問をぶつける。
『何が会ったのw?』
まだ、かなり幼い顔立ちの奏、
『礼二のやつが裏口のかぎ落としやがったんだから。』
少しいらだった声で青年…笹先廉人が後ろの青年を睨みつぶやく。
青年…三木礼二は、反論するように言い返す。
『あれは、真雪が焦らせるから…』
『は、俺のせいかよ!!』
青年C…御神真雪は、驚いた表情で礼二に反発する。
『お前ら喧嘩してる場合じゃないだろ。高見、早く車を出してくれ。』
運転席の後ろに座っていた青年…澤田 涼が2人の言い合いを止めて運転席に座っていた男に指示を出す。
『了解、』
運転手…高見 直人は、一気にアクセルを踏み車を走らせる。いきなりの発車で、車に乗っていたもの全員がバランスを失った。
ゆうに90Kmは出ているであろう車。
それを追いかけて十数台の警察車両がついてくる。
『こいつらどうするんだ、』
バックミラー越しに警察車両を確認した直人は、助手席に乗る奏に聞く。
『次の交差点を右に曲がって。』
カタカタとパソコンをいじる奏。
直人が前方の交差点を確認すると度の信号も赤になっている。
『いいから突っ切って。』
強気な声で指示する奏。
『了解、』
直人は頷きさらにアクセルを踏み込み交差点を右に曲がった。
それと同時に奏ではパソコンのエンターキーを強く推した。するとさっきまで赤だった信号がいっ気に青に変わりたまっていた数十台の車が一気に動き出した。




