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突然にスマホが鳴り出す

 兆志がドライブ中にスマホが鳴り出した。相手は、この間のディーラーの受付のお姉さんことサヤカだった。

「よかったら、今度。キザシに乗せてください」

という内容だった。


 兆志は驚きと共に微笑みを浮かべた。サヤカからの予期せぬ電話に心が弾む。彼は一瞬、車を路肩に停めてメッセージを返すことにした。


「もちろん、喜んで。次の土曜日はどうですか?」


しばらくして、サヤカからすぐに返信が来た。「楽しみにしています!また連絡しますね。」


兆志は再びドライブを再開し、心が軽くなった。この小さな出来事が、彼に新しい希望を与えてくれた。彼は次の週末が待ち遠しい思いでいっぱいだった。


点検が終わった後、兆志は愛車キザシをきれいに洗車し、内装も丁寧に手入れをした。次の土曜日が特別な日になる予感がしたからだ。


土曜日がやってきた。兆志は約束の時間にサヤカを迎えに行った。サヤカもまた、きらきらとした笑顔で彼を迎えた。


「今日はどこに行きましょうか?」サヤカが尋ねると、兆志は「君が行きたいところなら、どこへでも」と答えた。


二人は車に乗り込み、ドライブを楽しみながら新しい思い出を作り始めた。クリスマスイブの辛い思い出とは対照的に、この日は兆志にとって特別な一日となった。


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