俺の彼女が浮気癖があるから、少し泳がして確認してみるかな?
“俺の彼女は浮気癖があるから、少し泳がして確認してみるかな?”
俺の彼女は俺に、浮気してる事がバレないと思ってるらしい。
彼女は若い男を見たら? 誰彼構わずいい顔をする女!
俺と付き合った時は? “年上の男性って包容力があって凄く
素敵だし、魅力的!”
とか言ってたくせに、本当は? 若い男が好きな彼女!
俺と付き合ったのは? どうやらカネ目当てなんだと思うんだ。
俺の事が好きで付き合った訳ではなく、“俺のカネに魅力を感じただけ!”
でも? これでも俺は彼女の事が好きで付き合ったんだよな。
めちゃめちゃ可愛いし、自慢できる彼女だと俺は想っている。
そんな彼女をこんな事の為に、手放したくないんだ!
・・・でも? “彼女の浮気は嫌なんだよな。”
だったら? “少し彼女を泳がせておいて浮気してないか確かめてみるか?”
『“俺さ、明日から出張だから! ほれ、お小遣い! これだけあれば、
俺が帰って来るまでもつよな!”』
『えぇ!? たった100万円? もう少しちょうだいよー!』
『・・・幾らだよ?』
『50万円!』
『そんなにねーよ! 10万でいいか?』
『仕方ない、10万でいいわ!』
『じゃあーいい子にしてろよ。』
『分かった、じゃあーいってらっしゃい~!』
『あぁ、行ってくる!』
*
俺は前もって、“探偵を雇っていた。”
彼女が俺が居ない間、何をやってるのか隅々まで調べてもらう。
俺が出張2日目、中間調査結果を探偵から直接聞かされる。
『“率直に言います! 彼女、黒ですよ!”』
『やっぱり!』
『貴方が出張中! 彼女は若い男とイチャイチャショッピングして
彼が欲しいというモノは彼女が全て買ってあげてましたし、
そのお金は貴方のモノですよね。』
『・・・あぁ、マジか。』
『その後は、彼に“お小遣い”と言って、10万円渡してました。』
『俺から最後にむしり取っていった10万円!』
『その後、高級ホテルに二人で入って行きましたよ。』
『高級ホテル?』
『VIPルームを取ってましたね。』
『俺のカネで、アイツ! 何やってんだよ!』
『ムカつきますよね! これからどうしますか?』
『“まあ~泳がせますよ。”』
『・・・泳がせる?』
『俺が彼女に渡したお金は、ちゃんと彼女からその分回収するという事です。』
『・・・まあ、それは個人的な事なので、我々は一切! 口を挟めませんが、
取りあえず、その後も調査続行していきますんで、、、!』
『よろしくお願いします。』
・・・俺は彼女を泳がせて、確実に彼女にいい訳させないように現場に居て
証拠を掴むと決めているんだ!
彼女がその若い男とホテルに入るところを直接捕まえ、問い詰めてやるんだ!
『おい、お前! 俺が出張中に何やってんだよ!』
『はぁ? オッサン、誰?』
『ごめん、もう帰って!』
『はぁ!? なんでだよ、今からホテルに入るところなのに、、、!』
『“俺の彼女に何? 手を出してんだよ!”』
『か、彼女? えぇ!? どういう事だよ?』
『別にこの男は、何にも関係ないよ!』
『○○ホテル前で、何言ってんの? 取りあえず、家に帰るぞ!』
『・・・ご、ごめん、また、電話するね!』
『はぁ!? なんだよ! ふざけんなよ!』
『帰るぞ!』
『・・・ううん、』
・・・こうして俺は彼女を家に連れて帰ってきた。
『“ごめん、あの男は? 弟の友達でさ、急に電話がかってきて
一緒に遊んでただけだから! 本当に何にもないよ。”』
『あぁ、勿論! 信用してるよ。』
『本当? じゃあ、許してくれるんだ!』
『あぁ! でもこれから俺と一緒に行ってほしい所があるんだけど、
いいかな?』
『勿論! 一緒に行くよ。』
『じゃあ、行くか!』
『・・・えぇ!? 今から?』
『今からだよ、明日じゃ間に合わないから! 当然、一緒に着いて来て
くれるだろう。』
『・・・ううん、』
俺は彼女を連れて、ある場所に、、、。
『ココは?』
『そう言えば? 言ってなかったな~ 俺、別荘も持っててさ、
ココが一つ目の別荘だよ。』
『“一つ目の別荘って? まだ別荘を持ってるって事?”』
『そうだよ、俺と付き合ってる間は、好きな時に別荘に行きたい放題だな!』
『わーあ! 嬉しい! 別荘なんて、ステキ!』
『“そんなに喜んでくれて凄く嬉しいよ。”』
・・・彼女を別荘の中に入れて、彼女はココに来た事を凄く後悔していた。
ココは? 別荘ではあるが、俺のコレクションの別荘だったからね。
俺は彼女の後に回って、ハンカチに染み込ませた睡眠薬をどっぷり彼女に
嗅がせる。
その後は、勿論! 俺のコレクションに彼女もなったよ。
凄く嬉しいもんだな、好きな女が俺のコレクションになるなんて!
だけど? こうなったのも全部! お前が悪いんだ!
俺が知らないと想って、若い男と浮気三昧なんてするからだよ。
これは代償だ!
これからも俺のコレクションとしてずっとココに居てくれよな。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。