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第2章 開かれた災厄

 ケントは、父親のお手伝いをするために山を降りた。その帰りの矢先、家に突如として、魔物が現れた。

 ――西暦2047年12月

フレイザー家では、父親が出稼ぎに行こうとするところ、ケントが父親であるニコラスの方へ行き、「お父さん、出稼ぎに行くの?」

そう言うと、父親が、「新しい年を迎える時、皆にご馳走を腹一杯食べさせたいから行くんだ」と言いました。

そこで、ケントが、「将来のことを考えてるし、お手伝いできる年なんだ。だから、ついていっても良い?」

父親に、そう問いかけたケントでした。

父親が、答えました。「わかった、迷惑かけないなら、一緒に行くぞ」

「やったー、お父さんありがとう」

ケントは喜んで、父親と一緒に出稼ぎに出掛けました。

 それから、数時間が過ぎた後、ケントは、こう思った(やっと、お手伝い終わったな。よく頑張ったもんだ。だけど、すっかり、暗くなったな)

その帰り道の途中、謎の女の人かが2人を、呼びました。

「おい、そこのお2人さん。家に帰るつもりかい?」

そう言うとケントは、「お父さんと一緒だから、大丈夫だよ」

「家に来な、泊めてあげる。 魔物が出没するよ」

女の人は、言いました。

女の人の正体は魔女です。

魔女と言っても悪い魔女ではありません。

彼女は、かつて勇者ジギーと共に戦った仲間の子孫です。名前はマーサです。

 一晩ケントとケントの父親を泊めてから、夜が明け、

マーサは、「気を付けて、家に帰るんだぞ」

そう言うと、「それじゃあ行ってくる」と、ケントが言いました。

家に帰り着こうとしたその時、「キャー!」

「この叫び声は、お母さんだ」

ケントは、叫び声に気付いたのでした。

父親は、「どうした、一体何があったんだ?」

母親が、「何処からと来たのかわからない魔物に襲われたの」

「子供達は?」と、父親が言うと。

「みんな無事だけど、ソフィアが、怪我をしたの」と、母親が言いました。

「お父さん、お母さん、下がって」

ケントは、傍に落ちていた木の枝を拾い、魔物に向かいます。

母親は、「ケント、危ないから魔物と戦うことは、やめて」と、言いますが、ケントは、母親の言葉を聞かずに、魔物と戦います。

「やい、魔物め、俺が相手だ。かかってこい」

ケントは、魔物を挑発しつつ木の枝を振り回して威嚇します。

魔物は、ケントに近寄ります。ケントは、魔物に攻撃しました。

しかし、枝は折れてしまいました。

「くそー。攻撃は当たったのに、こいつはまだ、倒れてない。どうすればいいんた?」

ケントが諦めかけたその時、1人の男が来ました。

 ズシャ! 魔物は倒れました。

「誰だ?」

その男の名は、ランスロット。

「子供は、魔物相手に戦うべきではない」

ランスロットは、ケントに向かって言いました。

「なぜ、お前は魔物と戦った?」と、問いかけると。

ケントは、「家族が襲われたんだ。戦わなければ、今頃家族全員魔物に殺されてた」と、答えます。

 その時、「ウガーーーーッ」と、うなり声が、聞こえました。

ソフィアは、なんと魔物になってしまったのです。

彼女はなぜ魔物になってしまったのかというと、怪我をしたとき、傷口に魔物の肉片が付着したことによるものである。

ソフィアは、魔物の遺骸を、食べてしまいました。

ソフィアは、ケントに襲い掛かろうとしました。

「何をするんだ? ソフィア。やめてくれ。魔物になるな」

ケントは、必死で、ソフィアに言います。

その時、辺りに光が放たれました。「お兄ちゃん……」

ソフィアは、魔物体質のまま元の人間の姿に戻りました。

「どういうことだ?」

ランスロットは、戸惑いました。

ケントは、「俺は、炎の痣を持ってるんだ」

 そう言うと、ランスロットは、「炎の痣か」と、納得しました。

「だが、魔物体質になった者は、倒さねばならない」

ランスロットは、剣をソフィアに向けて刺そうとします。「何をするつもりだ? やめろー」

ケントは、妹を庇おうと妹を抱きます。

ブスッ! 「うっ……」ケントは、言葉を失い「ぎゃー!」ソフィアは、叫び声をあげます。ランスロットの剣は、2人を突き刺してしまいました。兄妹は、剣が刺さった状態で、地面に倒れます。

 その頃、「ケント。ケントよ。立つのだケント。いつまで寝ているのだ? 目を覚ませ」と、ケントの名を呼ぶ謎の声が聞こえてきました。

ケントが気がつと、「ここはどこだ?」と、言います。

「やっと気が付いたようだ」と、謎の声が言います。

「妹を元の姿に戻すことができたのか?」と、ケントに向かって、謎の声が言います。

ケントは、「はい」と答えます。

「今の汝の力では、魔物に勝ることすらあるまい」と、謎の声がケントに語り掛けます。

「誰だ?」と、ケントは謎の声に言います。

「我の名は、ジギー。炎の痣の一族なり」と、ケントに語り掛けます。

「汝の命が、ここで尽き果ててしまえば、人々を救うことすら出来ぬ」と、ジギーが、ケントに語り掛けます。

「我らの力を汝に与えよう」と、ジギーは、ケントに不思議な力を与えました。

「その力で、魔物を倒すのだ」と、ケントに語り掛けた後、消えていきました。

母親が悲鳴を上げます。不思議なことに、2人は、剣が刺さっても生きていました。

「なぜ死なないのだ?」と、ランスロットは言いました。

「さあね」と、ケントは言いました。

 ランスロットは、「悪いが、お前の家族は、我々聖騎士団の保護下になった。お前の家族全員を連行する。遠くに居るお前の祖父母はすでに聖騎士団の元に連行された。親戚ごとな」と、ケントに言ったのでした。

「そんな、連行するなんて。ソフィアはダメだ。だから、妹だけは、連れて行かないで下さい」と、土下座をしながら言いました。

ランスロットは、「そのような言い方で、俺がお前の意見を受け入れるとでも思ったのか? そんな態度で、家族を守れる勇気があったなら、お前の妹は、魔物体質のようなことにならなかったはずだ! そういう性格が、命取りだ。お前の犯した過ちを後悔するが良い!」と、怒号をケントに浴びせたのだ。

ケントが、「どうすれば良いんだ?」と言うと、「士官養成学校に入れ」と、ランスロットは、ケントに命令しました。

正に、封印されていた災厄が、開かれたのであった。

フレイザー家は、ケントとソフィアを置いて、聖騎士団の元へ、全員連行されました。

ケントはこれから先、妹のソフィアと共に士官養成学校に入ることになる。

 妹はとうとう、魔物体質になった。

士官養成学校の事を知らないフレイザー家は、これから先思いもよらない事になる。

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