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序章 先代の教え

 ダンテ・フレイザーの最期を看取るフレイザー七人兄弟であった。

 ケントが生まれたときのダンテは、「ワシの曾孫ケントは、新たなる継承者」と言います。

傍にいるエリックは、「父さん、分かってるよ。私のかわいい孫だから」と、父であるダンテに言います。

フレイザー家はソフィアが生まてから8ヶ月の時の西暦2039年次男のロンが生まれた。

西暦2040年には三男のレオ。西暦2041年には三つ子のビリー、ウォルター、グレンが生まれた。

ケントが6歳の時の9月。一本の電話が、次なる運命を刻む。

「はい、もしもし」「ニコラス、聞こえるか? エリックだ」「どうしたんだ親父?」「実は、父さんが大変なことになったんだ」「えぇ? ダンテ爺が」と、ニコラスは、父であるエリックからニコラスの祖父ダンテの容体が急変したという内容の電話を聞いたのだ。

ケントは、「父さんどうしたの?」と言うと、ニコラスは「子供たち、一緒に行くぞ」と言います。

 病室で、「曾祖父ちゃん!」と、ケントは病床で倒れている曾祖父ダンテの姿を見た。

ダンテは死の間際に、ケントに一言を放った。「ケント……。ワシの曾孫よ……。もう、ワシは長く生きることすら出来ぬ……」

「いやだよ曾祖父ちゃん。本当は、一緒にいたかったんだ。頼むから、あの世に逝かないでくれ」とケントは涙を流しながら、言った。

「これから……先は……、炎の痣を……うぅっ……持つお前がっ……っ……、新たなる……時……代をぅっ……切……り……開いて……うぅっ……くれ……」と言いながら、ダンテは亡くなった。84歳の生涯だった。

「うあぁぁぁー-----------------っ……」と、ケントは、曾祖父と死別したことを悲しみ泣き出した。

「爺ぃー---」と、ニコラスは悲しんだ。

フレイザー家は、ダンテの葬儀に出席。

ダンテの死後、ケントは新たなる継承者として使命を果たさねばならなかった。

 ケントは、曾祖父の死を乗り越えて、冒険心を持つようになった。

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