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第47章 学校襲撃

 タロットカード「塔」の魔王バベルが、士官養成学校を襲撃する。

 ――西暦2053年3月

フレイザー兄妹とその同級生達は、4年間の学校生活が終わろうとしている。

「お兄ちゃん、学校生活も終わりだね」「そうだな。色々あったことだし。そろそろ、卒業式の準備に取り掛からないとな」と、ケントは言います。

先生方が来て、「色々あったものだ」「特に、フレイザー兄妹が手伝ってくれると先生方は嬉しい」と、フレイザー兄妹が頼りになれると、感心していた矢先に、突然魔物が現れ始めました。

「誰だ?」と、先生方は言います。「この声は?」と、ケントは戸惑う。

「フヒヒヒヒヒ。ごきげんよう。我の名はバベル。たった今、貴様等を皆殺しにきたぞ」と、「塔」の魔王バベルが出てきたのでした。

「やっぱり、魔王が現れた」と、ケントが言うと、「先生方は、その場から逃げて、緊急事態を生徒たちに伝えて下さい」とソフィアが言います。

先生方は、「危険だ」と、拒みフレイザー兄妹を制止しようとしますが、「いいから早く」と、ソフィアは言います。

先生方はフレイザー兄妹の判断を信じ、緊急事態を宣言し、聖騎士団に救援を要請しました。

バベルは、「殺れ、我が下僕共よ。ここに居る人間を一人残らず息の根を止めるのだ」と、手下の魔物に命令した。

 4年間の授業を全て終えた生徒達は、先生方が来て、「生徒の皆さん。その場で待機してください」と、言うと、「一体この学校に何があった?」と、戸惑う一面があらわになった。「こうしちゃいられねぇ」と、サイラスが、教室を飛び出した。続けてリドリーも教室を飛び出した。

「危ないぞ、行くんじゃない」「どうなっても知らないぞ」と先生方は止めようとしますが、リドリーとサイラスは、先生方の制止を振り切って、フレイザー兄妹の所に向かいます。

「急げ」と、リドリーとサイラスは走ります。

 フレイザー兄妹は、バベルの手下の魔物相手に戦っています。

「何だこいつら、きりがない」と、フレイザー兄妹は、バベルの手下の魔物相手に戦っており、次から出てくる魔物に憤りをあらわにしています。

フレイザー兄妹が体力を消耗しかけたその時、リドリーとサイラスは、なんとか救援に間に合った。

学校に魔物が現れたことを知ったマーサは、スチュアートとギネヴィアを連れて、救援に来ました。

マーサは、ケントに向かって、「雑魚魔物は、ワシらに任せた。お前さんは、魔王を倒すんじゃ」と、言いました。

フレイザー兄妹は、マーサの言葉を信じ、バベルの方に向かって行きます。

スチュアートは、「マーサ。助かるよ、でも、気を抜かないように。聖騎士団ガ来るまで、持ちこたえなければ」と、マーサに言います。

果たして、フレイザー兄妹は、魔王に勝てるだろうか?

 卒業式目前に迫った瞬間、魔王の学校襲撃を受けてしまった。

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