第44章 インターン
フレイザー兄妹は、聖騎士を目指すため、インターンに行く。
フレイザー兄妹が、アルゴスを倒してから、1ヶ月、生徒達のインターン先について、教員らが話し合っていた。
「このことについて、どう思うかね」「魔物を倒したフレイザー兄妹を称賛するべきである」
フレイザー兄妹は、担任のホーク先生に言った。
「先生、これから先のことを考えて見ました。インターンに行っても良いでしょうか?」「俺とソフィアは、聖騎士になる」「そうか、だか、沢山の危険がお前たちを襲うかも知れない。それでも良いのか?」「それでも俺は、魔王を倒す力が必要だ」
相談の結果、南方支部へインターンに行くことになった。
フレイザー兄妹のインターンが始まる。
はじめに、フレイザー兄妹は自己紹介をすると、多くの聖騎士と初めて顔を合わせる。
「おぉっ。やっと来たようだ。俺の名は、パーシヴァル」と、フレイザー兄妹に、自己紹介をします。
「お前らは、聖騎士団の一員になりたくて、ここに来たのか?」とパーシヴァルが言うと、「はい」と、フレイザー兄妹は答えます。
「それなら丁度良い。何しろ、お前たちは3年前、聖騎士ランスロットが世話になった」とパーシヴァルが言います。
「なぜ、知っているのですか? 3年前の出来事を」とケントは、言いました。
「あいつは、3年前聖騎士団になったばかりだった俺の同期」とパーシヴァルが言いました。
ケントは、パーシヴァルの所に来て、「俺の手に付いているこれに見覚えは?」と、右手を見せる。
「どれどれ?」とパーシヴァルが、ケントの右掌を見ました。
そこに、「これは、炎の痣だ」とパーシヴァルの兄アルロヴァルとラモラックが来ました。
「兄上」と、パーシヴァルが2人の兄の方を振り向いて言いました。
「この少年には、選ばれた使命というものがある」「その通りだ」
ケントは、「勇者ジギーについて、何かわかることは?」と言うと、「その名を知るものは、ここ1000年もの間、誰もいない」と、ラモラックが言いました。
「じゃあ、俺は、夢の中で沢山の人と共に、ジギーの戦いを見たんだ。それが1000年前なのか?」とケントは、言います。
「それでは、勇者の力は発揮できない」とアグロヴァルが言いました。
「それと、何だ? この娘は?」とラモラックが言います。
「私は、ソフィア。兄と共に来ました」
ケントは、「彼女は妹だ」と言います。
「どう見ても、その女は魔物体質ではないか」とラモラックは言いました。
ソフィアは、「じゃあ、見てて」と言い、魔法で火を出しました。
「何と言うことだ」と、ラモラックは驚きました。
フレイザー兄妹は、聖騎士団の所で、剣戟術を学び、「塔」の魔王に対抗するための力を手に入れた。
謎の声が聞こえます。「聖騎士団か。お前は、称賛されたようだ」(えっ? 誰だ?)
フレイザー兄妹は、聖騎士になる第一歩を歩んだ。
 




