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第36章 文化祭

 文化祭が、始まります。

 ケント達が、ギネヴィアを救出してから1ヶ月がたった。

ギネヴィアは、落ち込んで心を閉ざしていた性格も直り、本来の性格を取り戻しつつあった。

ギネヴィアは、補習を終えた。

それぞれの学級では、出し物を考えていた。

しかし、ケントには、今でも忘れそうにない魔物との戦いがあったのだ。

(あの魔物は、強くて、俺の敵う相手ではなかった。なぜ、名を名乗っていたんだ?)

ケントは、魔王の存在を初めて知ったのだ。

「言葉では、魔物を殺すことは出来ない。魔物は言葉より強い。だから言葉が通用しない」と、感じたのだ。

ソフィアは、「お兄ちゃんの言った通り。魔物の世界では、人間の言葉が効かない」と、ケントの意見に同情した。

説明しよう。

魔物は、古より人々が使ってきた剣や槍など、目に見える武器か、属性魔法でしか殺すことがないという存在である。

しかし、それは、位が高いほどその傾向にあり、下級の魔物は、素手などで殺せるくらいの存在である。

 そして、出し物が決まりました。

フレイザー兄妹が居る焔熱学級は、焼きそばとたこ焼きの屋台に決まりました。

他の学級では、クレープ屋、展示物、活劇、音楽発表等で賑やかになりました。

「いいよこれ」「なんたってケントの学級は、創作性に優れた屋台だからな」「美味しそう」

生徒たちは、屋台でいろんな料理を口にしました。

そして、ケントの学級は一番の醍醐味と生徒達から評判を得た。

 聖騎士団総本部にて、評議会が行われていた。

「どうやら、士官養成学校の生徒達は、何よりも無事であった」「それにしても、フレイザー兄妹を襲った魔物は、魔王と名乗っていた」「あの子達は、以前家族と共に魔物に襲われたことがあったが、ランスロットがなんとか対処した」「君の意見はどうかね?」「学校の生徒達が行った行為は、あまりにも危険すぎた」

そこに、メイベルが、「私の妹の話によると、フレイザー兄妹を襲った魔王の名は『バベル』とのことです」と、言いました。

評議会メンバーは、「あの魔王は、タロットカードを持っていたのか?」と、メイベルに質問します。

メイベルは、「間違いありません」と、答えます。

「今後は、奴等の動向を見極めるとしよう」「賛成」

(できれば、私の妹が危険な目に合わないようケント君に、忠告しなければならない)

メイベルは報告します。「私の末妹が見つかるまで、聖騎士団が討伐した魔物の数は、372体でした。我々聖騎士団の被害報告によると、死者を出すことなく作戦はうまく行きました」

そこに、団長が来て、「何しろ、あの学校の校長は、我々聖騎士団の元団長だった」

評議会のメンバーは、一斉に頭を下げました。

団長は、言いました。「皆の者、この度の評議はご苦労であった」

 文化祭は、魔物に襲われる事なく無事に終えた。

評判が一番良かった学級は、4年生の焔熱学級だった。

フレイザー兄妹が居る焔熱学級は、全体で見ると、順位は7位で、トップ10圏内に入っていました。

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