第13章 決闘
一学年の生徒達は、訓練着に着替えた後、決闘のやり方を教えられる。
翌日、一学年の生徒達は、支給された訓練着に着替えました。第一グラウンドに集合であります。
今度は、決闘の授業を受けることになりました。
全ての学級の先生が来て、「今日の授業は、決闘についてだ。武器は訓練用武器を使用する。1対1の対決となる」
それもそのはず、決闘は、生徒達全員にとっては初めてのことです。
先生は、「まずは、相手を見て、よろしくお願いしますと挨拶をして、正々堂々と闘うこと」と、闘い方の基本を言いました。
生徒達に見本を見せます。
「アナ先生、俺の前へ」「ホーク先生、負けません」
二人の先生が決闘台に立ち、「よろしくお願いします」と、お互いに挨拶をしました。そして、決闘が始まります。
生徒達は、「すげー」「頑張れ、アナ先生」「いや、ホーク先生の方が、強いぞ」と、対決を見ています。
結果は、引き分けでした。「生徒の皆は、参考になったかな? これが、決闘だ」
ケントが、手を挙げると、「俺、決闘に、意欲を示しました」と、ケントが言います。
「決闘を申し出た生徒が現れたようだ」と、先生方が、興味を示しました。
アナ先生は、「それじゃあ、ケント君、闘いたい相手を指名してください。」と、ケントに言います。
ケントは、(俺と決闘したい生徒は、本当に居るか? 誰も、決闘したいと思う人は居なさそうだがな)と、思った矢先、1人の女子生徒が、「私、決闘を申し出ます」と、言いました。
ケントは指名します。「それじゃあ、ギネヴィア・ラーズを、指名する」
そして、「よろしくお願いします」と、お互いに挨拶をしました。ケント対ギネヴィアの決闘が、始まります。
開始直後、ギネヴィアは、攻勢に出ます。
防勢一方で不利に立たされた、ケントで、あった。
(落ち着くんだ俺。反撃の機会があれば、勝てる相手だ)と、ケントは、反撃の機会をうかがいます。
ギネヴィアが、攻撃を仕掛けようとしたその時、ケントはギネヴィアの足を払います。
ギネヴィアは、転倒しました。
「よし、今だ、攻撃を仕掛ける」と、ケントは遂に、反撃を行います。
しかし、ギネヴィアは、避けるなり、防ぐなりして、ケントの攻撃が決まりません。「クソッ、攻撃が決まらない」
(頑張れ俺。攻撃が決まる方法があるはずだ)と、ケントの脳裏にある考えが浮かび上がります。
(強い闘志を燃やすんだ)と、ケントは、思った。
この決闘を見ている生徒達は、「行け、ケント。俺達、焔熱学級の強さを見せつけろ」と、ケントのクラスメイトが、応援します。
「お兄ちゃん、負けないで」と、ソフィアも、応援します。
他の生徒は、「ギネヴィアは、強いぞ。なんたって、ラーズ家の四女だからな」と、ケントのクラスメイトに語り掛けます。
冷結学級の女子生徒ギネヴィア・ラーズが、ケントに決闘を申し込んだ。
ケントは、ギネヴィア・ラーズと対決した。
果して、勝負の行方は何処へ行くのか?




