第9章 入学式
合格発表後ケント達4人は、士官養成学校に入学する。
ケント達が、士官養成学校の試験に合格した後、マーサの家から出ます。
「マーサ、いつもお世話になった」
「良いのよ。学校生活がいよいよ始まるようだね」
「士官養成学校へ合格証を持って、行きます」
ケント達が、マーサの家から去る。
マーサは、魔法でワープゲートを開けると、ケント達4人は、ワープゲートをくぐり、士官養成学校の周辺に入っていった。
合格証を持って、士官養成に入りました。
士官養成学校の校門をくぐると、そこに合格証を持った新入生達がいました。
この学校に入った新入生は264人で、男女比は7対3で男子生徒が多かった。
ケント達新入生は第927期生であります。そこへ、教頭先生が、やって来ました。
「ようこそ、新入生諸君。これから入学式を行いますので、案内します」
大きな集会室に新入生達が、入りました。そこには、在校生たちが、出迎えてくれました。
新入生達は、それぞれの新入生専用席に座ると、校長が、来ました。
「生徒の皆さん。これより入学式を行います」
ワーワーと、生徒達が喜びます。
「それでは、これから新入生の、組分けをします。呼ばれた方は、合格証を提示し、台座に刺さってある剣に触れてください。それぞれ出てきたものによって組分けされます。その後、制服を支給します」
校長先生の説明によると、台座の剣は、適合する属性によって、学級が決まる。
焔熱学級は台座の周りが燃える。冷結学級は台座を凍らせる。轟鳴学級は雷が落ちる。旋空学級は台座の周りが吹き荒れる。地岩学級は岩が盛り上がる。流水学級は台座の周りの水が波紋を成す。樹木学級は台座の周りの草木が生い茂る。金鋼学級はカチカチと金属音が鳴る。輝閃学級は剣が光を放つので、優秀な生徒が入る。暗天学級はほとんどが行き場を無くした人ばかりだが、辺り一面が真っ暗になる。無個性学級は何も起こらないので、落ちこぼれである。
ケントは、校長先生に質問します。
「質問します。もし、2つ以上出てきた場合は?」
校長先生は、答えました。
「自分で決めてください」と、答えました。
「それでは組分けを開始します。ムスタファ・ブロック」
最初に呼ばれた生徒はムスタファ・ブロック。
彼は、地岩学級に組分けられました。
「リサ・マーキュリー」
次に呼ばれた生徒はリサ・マーキュリー。
彼女は、流水学級に組分けられました。
「ロクサーヌ・レッドハート」
次に呼ばれた生徒はロクサーヌ・レッドハート。
彼女は、輝閃学級に組分けられました。
彼女は、優秀でした。
「スチュアート・クリスティ」
次に呼ばれた生徒はスチュアート・クリスティ。
彼は、ケント達4人とは、試験の時に会ってました。
彼は、冷結学級に組分けられました。
「リドリー・ゴードン」
次に呼ばれた生徒はリドリー・ゴードン
彼は、轟鳴学級に組分けられました。
「サイラス・ローガン」
次に呼ばれた生徒はサイラス・ローガン
彼は、旋空学級に組分けられました。
次から次へと新入生が呼ばれ、組分けが、進みました。
そして、「ケント・フレイザー」
ついに、ケントの出番です。
ケントは、台座の剣に触れます。剣を抜くと、いろんなものが出てきたのです。
「それでは、学級を選びたまえ」
「焔熱学級」
ケントが、選んだ学級は焔熱学級です。
「ソフィア・フレイザー」
次はソフィアの出番です。
ソフィアは、台座の剣に触れます。剣を抜くと、いろんなものが出てきたのです。
「それでは、学級を選びたまえ」
「焔熱学級」
ソフィアは、兄ケントと同じ焔熱学級を選びました。
そして、最後の生徒が呼ばれます。
「ギネヴィア・ラーズ」
最後に呼ばれた生徒はギネヴィア・ラーズです。
彼女は、没落貴族ラーズ家の四女で、新入生の中では最年少の生徒で、推薦入学者だったのです。
彼女は、冷結学級に組分けられました。
「以上で、新入生の組分けを終わります」
校長先生は、生徒達に挨拶を交わしました。
新入生達に制服が、支給されました。
士官養成学校編スタート。
ケント達の、学校生活が始まりました。
登場するタロットカードの魔王は「塔」。