第6章 面接
ついに、士官養成学校の入学試験が始まった。
試験開始の合図が鳴ると、試験官が来ました。
「えーと、受験生にこの試験の説明をします」と、受験生に言いました。
「まずは面接してから、二次試験は筆記を行うことになり、三次試験は実演演習です」と、説明をします。
「即日合否判定を発表します」と、試験官が言います。
受験生に受験番号が、割り振られた。
受験番号1001:ケント・フレイザー
受験番号1002:ソフィア・フレイザー
受験番号1003:リドリー・ゴードン
受験番号1004:サイラス・ローガン
こうして、試験が始まった。
面接は、試験番号がランダムで、5人指名される。
「サイラス、リドリー、落ち着くんだぞ」と、ケントが言います。
次から次へと受験番号が、指名される中、ついに、ケント達に4人が指名される。
面接室で、5人が座りました。
「これから、面接を開始します」と、面接官が言います。
「よろしくお願いします」
面接が開始されると、「まずは、自己紹介をお願いします」と、面接官が言います。
五人がそれぞれ、自己紹介をします。
「俺は、ケント・フレイザー」
「私は、ソフィア・フレイザーです」
「リドリー・ゴードンと言う名前は、俺のことだぜ」
「俺の名前は、サイラス・ローガンだ」
「僕は、スチュアート・クリスティーと、申します」
面接官は、「皆さん個性的な、自己紹介ですね」と、言いました。
面接官は、5人に質問します。「この学校を受験する目的は何ですか?」
五人がそれぞれ、試験官の質問に答えます。「俺は、聖騎士団を目指すために、この学校を受験するんだ」
「私も、同じく聖騎士団になりたくて、この学校を受験します」
「聖騎士団員の出身者の多くは、この学校だと聞いて、受験を希望したんだ」
「俺の父親が、この学校出身だと聞いて、受験しに来たんだぜ」
「はい、僕はこの学校に入れば、聖騎士団になれると信じて、受験しに来ました」
面接官は、「受験目的は、親の事や聖騎士団になりたいからか」
さらに面接官は、五人に次の質問をします。「あなた方において、強い力とは何ですか?」
五人がそれぞれ、面接官の質問に答えます。
「勇者の証として、人々を守ること」
「家族思いのある愛」
「勝利を得ることたぜ」
「誠実に生きることだ」
「受け継がれる意志です」
面接官は、「強い力の価値観は、人それぞれ違うけど、良い答えを導けるとは素晴らしい。」
面接は、順調に進みついに最後の質問に入った。
「もし、合格したら入りますか?」と、面接官は五人に質問します。
「もちろん、入ります」
「入りたい気持ちはあります」
「入りたいんだ」
「入らないと言う選択肢は俺にはない」
「絶対に入りたいです」
面接官は、「皆さんは否定することは無いようだ」
面接官は、最後に挨拶をしました。
「以上をもって、面接を終了します」
5人は挨拶を返しました。「お疲れ様でした」
面接室を退室する5人の前に、試験官が言います。
「筆記試験会場まで案内します」
五人を筆記試験会場に案内した。
筆記試験監督が言います。
「筆記試験開始まで、全員待機してください」
休憩を挟んで筆記試験が開始される。
筆記試験は、受験生共通の知識比べであることを兄妹は、知らない。