表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
125/137

第110章 夢世界から抜け出せ

 ソフィアは、どうするのか?

ギネヴィアの夢の中で魔の手が襲いかかる。

 ソフィアは、聖騎士団を起こそうとしますがうまくいかない。

「どうすれば、皆起きるの? 悩んでもダメよ私。きっと打開策はまだある。お兄ちゃんのことも心配だし」

ソフィアは、聖騎士団を起こす方法を考えた結果、ギネヴィアの夢の中に入ることにした。

ソフィアは、夢に入り込む魔法を使い、ギネヴィアの夢の中に入る。

 ケントは、魔物を指揮している輩を探し出していた。

「不法に入り込んだ者だな」と、魔物はケントを見つけ出す。

ケントは魔物に身体を掴まれてしまう。

「お前ら何するんだ? 離しあがれ」

「悪いが、規則を破ったことにより、お前を城外へ放り出す」

ケントは、力ずくで束縛から開放しようと魔物に手を出す。

その瞬間、ケントは、開放された。

「聞け。正義の味方というのはな、先に手を出せば必ず勝つというのだ。正義がある限り、悪しき魔物は俺が斬る」

ケントは、魔物を斬るも、大勢の魔物が来てしまい、大勢の魔物から逃げる。

「これじゃきりが無い」

「あいつを捕まえろ」と、魔物はケントを追う。

ところが、魔物に追いつかれたケントは、臨戦態勢に入る。

凍牙一刀斬(とうがいっとうざん)

ケントを捕らえようとした大勢の魔物は、氷漬けにされた後、斬られた。

生き残っている魔物に対しケントは、「言え、魔物を指揮している輩はどこだ?」と、言う。

「しっ……知らない」

「知らないだと? 言い逃れは通用しない」

「いっ……言わない」

「言わないだと? 斬られたいのか?」

「ひえぇっーーー! こいつ、只者じゃない」

魔物は、ケントを恐れ、逃げる。

(逃げあがったな。ん? 待てよ。あいつが逃げた先にあいつを指揮している輩がいるな。それよりも、聖騎士団に伝えなければ)

 ギネヴィアの夢の中に入ることができたソフィアは、聖騎士団と合流する。

「ソフィア。来てくれると信じていた」「そんなことより、早く夢の世界に閉じ込められている人たちを助け出して。襲い掛かってくる魔物は、私が相手になる」

「ソフィー。お菓子に変えられた人たちを元に戻して」

「わかった。私なら、お菓子に変えられた人たちを元に戻すことが出来る」

ソフィアが魔法をかけると、お菓子に変えられた人たちは元の姿に戻ります。

ソフィアは、ギネヴィアの夢の中に閉じ込められている人たちを夢の中から開放する。

「皆早くここから逃げて。この先嫌な予感がする」

「ジーナも急いで」

「ラリホー。これで全員救えたとでも思った?」

「まずい。魔物が襲ってくる」

「それよりも、ジーナが夢の中から抜け出せない」

ギネヴィアの双子の姉達は、必死にギネヴィアを夢の中から出そうとしても上手く行きません。

「いくらやっても無駄ですわ。この夢の主は、この世界から出すことはできませんわ」

「あんた! ジーナに何をした?」

「教えるつもりはありません。何しろ、わたくしには、この夢の主であるその小娘をおいしくいただくためにお菓子になってもらいますわ」

ギネヴィアが夢の世界から出ることが出来ないのは、エレミアの魔力によるものだった。

 一方で、「クライン様申し訳ございません」「申し訳ないだと?」「はい。不正入場した者を処罰しようとしましたが、返り討ちに遭いました。そのため、奴等が、クライン様の命を奪おうとしております」と、タロットカード「恋人」の魔王クラインに対して、ケント達聖騎士団がクラインを倒そうとこちらに向かってくることを報告した。

 ギネヴィアは夢の中から出られなくなった。

ケントは、大急ぎで聖騎士団と合流。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ