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第108章 夢を操る

 お菓子の城に入ることに成功した聖騎士団は突如として睡眠に陥る。

 事の発端は遡ることおよそ1時間前になる。

人の気配がない所で、ギネヴィアは空腹になり、そこら中に置いていたお菓子をいくつか持ち出す。

「はぁ、本当に空腹だったわ。でも、食べるものがあって良かった」

変装を解いたギネヴィアは、持ち出したお菓子を食べる。

 フレイザー兄妹は、とある場所に、立っていた。

「何やってんだよソフィア。何でよりによってお菓子なんか食べてたんだよ」「あれは、私が空腹だったから仕方なかったの」「お前は何も分かってなかったな」「それが何よ?」

ケントとソフィアが喧嘩し始めた所、誰かが止めに入るように声をかける。『こらお主等! ここで兄妹喧嘩してる場合か!』

「この声は、先代様」

ジギーの声でフレイザー兄妹は喧嘩を止めた。

『全く、よりによって、喧嘩して何の為になれるんだ?』

「何の為にもなりません」

「やれやれ、そんなこと言ってたら、我ら炎の痣の一族何の力にもなれないのよ」

「この声は誰?」

『この声は、17代目だ」ジギーはフレイザー兄妹に言い聞かせる。

ケントは17の椅子の方向を向きます。

真っ黒だった17代目の姿が現れる。

「エリザベスは、あたくしの名前よ」

それを言う者の名はエリザベスである。

エリザベスは、炎の痣の一族の一人であり、フレイザー兄妹の先祖である。

彼女はフレイザー家に炎の痣の一族の血筋を繋げた。

エリザベスはフレイザー兄妹に17代目の力を与えた。

 所変わってギネヴィアの夢世界に聖騎士団は居た。

「ん? ここはどこだ? 何で俺達がこんな世界にいるんだ?」

「さぁそれは知らない。どこを見渡してもケントが見当たらない」

「そういえばソフィアも見当たらない」

フレイザー兄妹が居ないことに困るフレイザー兄妹の同期であった。

「みんな落ち着いて、今私達が居るのは、ジーナの夢の中よ」

 その頃、フレイザー兄妹は、夢から目覚めた後、ソフィアの帽子の中から出ると、良からぬ光景を目の当たりにする。

「何で、ギネヴィアが寝ているんだ?」

「お兄ちゃん、それよりも周りを見て」「他の人達もかよ。一体どうなっているんだ?」

なんやかんやで戸惑うフレイザー兄妹を何者かが見ていた。

「フフフフ。いいねいいね。実にいいね」

何者かが、フレイザー兄妹に対し高みの見物を行っていた。

「何者かの声がする。誰だ?」と、ケントが振り向くと、「何? 誰も居ない」と、怪しき者の姿はありませんでした。

「お兄ちゃん、何だか大変なことになりそうよ」「そんなこと言われても、俺はどうすれば良いんだ? 何とかして最善を尽くす方法を探さねば」

 一方その頃、聖騎士団はというと、ギネヴィアの夢の中で、恐ろしい光景を目の当たりにする。

「ジーナ、見つけたよ。早く来て」

「エリンお姉ちゃんどうしたの?」

ギネヴィアが見たのは、お菓子に変えられた人達だった。

 ギネヴィアは思わず悲鳴をあげる。

お菓子に変えられた人達はどうなってしまうのか?

何者かがギネヴィアの夢を操っていた。

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