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第5章 士官養成学校入学試験開始

 ケント達4人は、遂に士官養成学校に到着した。

3日後試験が開始となる。

 列車内では、ケントは、ソフィアと話をしていました。

「そういえば、ソフィアは初めて列車に乗った気分はどうかな」

「すごくいいよ」

「それは、良かった」

列車は途中の駅に止まり、多くの人たちが乗車しました。

ケントは、窓からプラットホームを見て、「いろんな人が、乗るようだ」と、言いました。

士官養成学校の最寄り駅へ行く目的は、人それぞれです。

旅の帰る人がいれば、仕事場へ行く人もいる。

家族に会いに行く人もいれば、旅行の目的地に行く人もいる。

しかし、この列車は不思議なことに、士官養成学校へ行く人は途中下車が出来ないのです。

 列車内では、ケント達4人が弁当を食べてました。

「食べ終えれば、あとは、ゆっくりできる」

目的地に着くと、ケント達4人は下車し、士官養成学校へ向かって歩いていきます。

士官養成学校の場所は、城壁に囲まれた街の中にあります。

街に辿り着くとケントは、「普段とは、雰囲気が違うようだ」と、驚きました。

ここは、某王国の領土内にある聖騎士団の管理下に置かれている士官養成学校周辺の街です。

街の人がケント達4人にこう言います。

「士官養成学校の試験会場へ行くには、ちょうど言い場所だよ」

「試験はいつ頃ですか?」と、ケントが街の人に言うと。

「3日後に行われるよ」と、言いました。

 ケント達が、士官養成学校に到着すると、4人の前にマーサが現れました。

マーサは、「試験の準備ですか?」と、ケントに言うと。

「はい」と、ケントは答えます。

「しばらく、家族とは会ってないけど。皆どうしているのかな?」と、ケントはマーサに聞きます。

「皆元気にしているよ。聖騎士団の人々が、あなたの掌に付いている炎の痣をみて、あなたを誇りに思っているよ」と、マーサは言いました。

「おやおや? 見たこと無い人たちね」と、マーサは言いました。

それぞれ、自己紹介をします。

「リドリー・ゴードンです」

「サイラス・ローガンと申します」

名前を聞いたマーサは、「試験頑張ってね」と、言います。

 3日後、4人は、試験会場に辿り着くと受付で、「試験を受ける方は、紹介状の提示をお願いします」

ケント達4人は受付に紹介状を提示しました。

「はい、紹介状を受理しました。このままお通りください」

試験会場に入った4人は、はじめて目の会う人ばかりだった。

「ここが試験会場か、受験者が沢山居て緊張するな」

試験会場には、受験生5192人います。

試験開始まで、あと1時間になりました。

「やあ、試験受けに来たのかい?」と、ケント達に問いかける受験生の1人がいます。

「そうですけど。あなたは、誰ですか?」と、ソフィアが、答えます。

「僕は、スチュアート。11の頃から試験を始めて4回目さ」と、その受験生が名前を名乗ります。

試験官が来ました。「試験会場に居る受験生の皆さんの手荷物はお預かりします。試験終了後に返却しますのでご安心下さい」

ケント達4人の手荷物は試験官に預けました。

そして、試験開始の合図が鳴りました。

 試験開始は、ほんの序章に過ぎなかったことすら、兄妹は知るよしもなかった。

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