表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
105/137

第92章 ガイコツ騎士一家との戦い

 悪夢の館に辿り着いた聖騎士団は、館に囚われの身になっている人達を助け出すため、ガイコツ騎士一家と戦うことになる。

 悪夢の館とは、タロットカード「戦車」の魔王がいるとされている魔族の巣窟である。

「ここが悪夢の館か」「我々聖騎士団は、ここに囚われの身になっている人達を助け出すことが先決だ」「本当にここに入るのか?」「入るしかないだろ。それと、なるべく無駄な戦いは避けなければならない」「もし、私達が囚われの身になっている人達を助け出すことが上手く行かなかったら、どうしよう?」「何心配ない。俺とソフィアは、炎の痣を持っているから、上手く行かないことなんて無い」

悪夢の館に辿り着いた聖騎士団は、魔族の巣窟から囚われの身になっている人達を助け出す。

「門が閉まった」

最後尾にいたギネヴィアが悪夢の館の門をくぐり抜けた瞬間、門が閉じられた。それを、リドリーが振り向いた。

いくら門を押しても引いても開きません。

 悪夢の館の中では、「父上、飯はまだか?」「バルログ、今はその時ではないぞ」

「そうか、僕達家族の分まではまだ足りない」

「戦車」の魔王バルログは、希少価値のある血肉がまだ足りないと言っており、家族が剥奪されたタロットカードを戻せるように、模索する。

「バルログ様、報告します。前庭で、何かの足音がしました」

「足音?」

「はい。いかにも怪しげな連中の可能性が高いとされてます」

「そんなことないよ。どうせ、食料かなんかだろ」

バルログは、館の前庭から足音が聞こえたという報告に対し、何かが迷い込んだとみて、それが食料と思った。

 「ここまで来たからには、後は引けない」

ケントは、恐る恐る辺り一面を見渡す。

「なんか、強そうな殺気がしてきた」「お兄ちゃん、どうしたの?」「何でもない。それより、ここから先は用心するんだ」

「ケント、気をつけろ、何か来る」

外の見回りをやっている執事ガイコツが、ケント達聖騎士団を見つけて、「誰かね?」と言い出した。

「ガイコツがしゃべった!!」と、リドリーが叫びます。

「大きい声を出すのはやめなさい」と、ブライアンは言う。

(見つかってしまった。どうすんだ俺?)

フレイザー兄妹は剣を抜剣し構え、戦闘態勢に入る。

「この館に囚われの身になっている人たちを返しに来た」とサイラスは言う。

「しっ……侵入者だ!」と、執事ガイコツが言う。

(まずい!! 逃げられたら、ひとたまりもなくなる)

逃げる執事ガイコツに追いついたケントは、「炎嵐切断(えんらんせつだん)」と必殺技で、仕留めたが、突如として、メイドガイコツや執事ガイコツが無数に出現した。

ルドガーは、「どうすんだ?」とアーサーに言う。

「こうなってしまった以上、敵をすべて倒して、館に突撃するしかない」

 悪夢の館の中では、「バルログ、大変よ」と、ガイコツ騎士(長女)が言う。

バルログは戸惑う。「姉上、そんなに慌ててどうしたんだ?」

ガイコツ騎士(次男)が「どうやら、使用人たちが、食料となる人間相手に返り討ちにあってる」言う。

ガイコツ騎士(五男)が「兄ちゃん。どうすんだよ?」と、心配そうに言う。

「心配するな弟よ。兄ちゃんがやっつけに行く」と、ガイコツ騎士(長男)が言う。

前庭では、ほとんどのガイコツが倒された。

「何とか突破することが出来た」「こんな奴等、俺の敵ではない」

「気を抜くな。これから本館に突入する」

 聖騎士団は、本館の入口まで辿り着き、タロットカード「戦車」の魔王がいるガイコツ騎士一家と対峙する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ