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第91章 悪夢の館

 ケント達は、アリスの姉オルガが囚われの身になっているとされる場所がうた

 悪夢の館に向かう聖騎士団は、ガイコツがこれまでに消えた人達を連れて行く道を探すことになった。

「本当は、どこの道を辿れば良いのか聞くべきだった」「フリン殿、ギネヴィアは、あのガイコツがやっている行為が許せなくて、怒りを露にしたからこのようになった」「そうか」

ブライアンがアーサーに対し、ギネヴィアのことを説明した。

「待てよ、あのガイコツは悪夢の館と言ってた」

「ケントの言う通りだ」

「こうしちゃいられない。なんとしても、消えた人達を探さなきゃ」

「こうなったら、助けに行かざるおえない」

 一方悪夢の館では、「魔王様、申し訳ございませぬ」「何事だ?」「希少価値のある血肉を持つ人間をここに連れてこれませんでした」「何を言うのだ。あの希少価値のある血肉さえあれば、僕の家族も魔王に戻れるというのに、どうやら、あの執事はしくじったようだ」

「捕らえた人間どもはどうするべきか?」「それは、僕達家族の人数分集めればいいこと。1人1つづつ丸ごと食べるしかないだろ」

「そうですな」「僕の家族は、かつて魔王と呼ばれていた。でも今は、皆その資格すらない。でも、希少価値のある血肉を食えば、魔王の資格を取り戻せる」

タロットカード「戦車」の魔王と使用人ガイコツとの会話が、不穏に行われていた。

「戦車」の魔王の家族はいずれも、大魔王によってタロットカードを剥奪され、魔王の資格を失ったのだ。

 聖騎士団は、悪夢の館に連れて行かれそうになった少女ルビーを保護する。アーサーは、ルビーに問いかける。

「君を拐おうとした魔物はどこから来たんだ?」「分からない。でも、ガイコツみたいな魔物が突然現れて、私を悪夢の館へ連れて行こうとしてたのは確か」「そうか、我々が歩いていた道を辿れば、悪夢の館に着くかもしれん」

「あのガイコツは、『希少価値のある血肉』とか言ってたが……」ケントはふと疑問に思う。

 聖騎士団は、ルビーをソフィアの帽子の中に入れる。「こういうときは、魔王の居場所を探すしかない。あのガイコツの痕跡から探知する」

ケントは、15代目の能力を頼りに、悪夢の館へ向かう。

「いいか、我ら聖騎士団は、魔物から世界を守るためにある組織だ。私から離れるなよ」

アーサーを先頭に、聖騎士団は、悪夢の館への道を探す。

「フリン殿、この道で間違いないのか?」「その通り、ケントが魔物の痕跡を探知すれば、目的地に着くことが出来る」

「どうだ? 何か見えるか?」「この道を辿れば安全だ」「皆これを見て」「なっ……、何だこの建物は?」「遂に辿り着いた」「間違いない。これが悪夢の館」

聖騎士団は、タロットカード「戦車」の魔王が居ると思われる悪夢の館に辿り着いたのだ。

 聖騎士団は、悪夢の館に到着し、タロットカード「戦車」の魔王との全面対決に向かう。

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