表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
102/137

第89章 消えた人達

 ケント達4人は、同期組と合流し、消えた人達を探す。

 ケント達4人は、飛空艇に乗り、和の異国を出て、遥か西へ向かう。

「なぁ、ケント。なぜ俺達は、総本山に戻れないのだ?」「おそらくは、他の同期組メンバーが待っているからと」「今頃、他の皆は待ちくたびれてるかもしれない」「いや、それはないと思う」

目的地まで、ケント達の会話は続いた。

「入団試験以来、俺達4人とは、会ってないな」

「そうね。私とお兄ちゃんのことは、誰にも知られないようにしていたから」

「それにしても、俺達兄妹の痣に意味があるのか?」「そう言われてもね……」

その時、ケントの脳裏に謎の声が聞こえます。『何かが起こっている。急いで他の仲間と合流せよ』

 ケント達4人は、目的地に到着し、飛空艇を降りると、「遅いじゃないか」「待っていたよ」

「すまない。だが、俺達が来たことで、全員揃ったようだ」

ケント達4人は、無事同期組と合流する。

「今回の任務は、君達が、不可解に消えた人達を探すことだ。担当は、この私、アーサーだ」

「和の異国では、かつてフレイザー兄妹の学友である吉浜ソウマが世話になったのは、知っているよ」と、モニカが言う。

「なぜ知っている? 俺達が在学時にはいなかったのに」

「それは、団長から報告を聞いて、僕が介したから」

コナーズ団長から報告を聞いたスチュアートが、同期組に話したことで、ソウマの弟のキョウが死んだことを皆が知るようになった。

フレイザー兄妹と同期組は、道を歩いていると少年とその恋人の2人組と鉢合わせになった。

「どうしましたか?」

「私のお姉ちゃんが、突然いなくなってしまったの」「その通り。おかげで俺はひどい目にあったよ」「そうか。ならば、君の恋人の姉がなぜ消えたのかを、我ら聖騎士団が解明しなければならないようだ」

「助かります。私はアリスです。オルガは、私のお姉ちゃんの名前です」「俺はダヤン」

「そうなれば、我ら聖騎士団がオルガを必ず助け出すことを誓う」

アーサーは、少年とその恋人の2人組を保護する。

 聖騎士団は、アリスとオルガの家を訪問する。

「我ら聖騎士団があなたの家を訪れたということは、この子を保護することになった」

姉妹の父親は「どういうことだ?」と言う。

「近頃、ここ近辺で不審に消える人たちがいて、あなたの娘さんも、巻き込まれたという理由で、ここに来たのです」と、アーサーは言う。

「だが、家は客人と泊めるのは2人までだ」「心配はいらない。俺とソフィアがここに寝る」

「その通り、我ら聖騎士団は、ソフィアの帽子の中に入ることにした」

フレイザー兄妹は、アリスとオルガの家の客人寝室で寝ることになった。

その夜、夢の中では「皆の者、意見を述べよ」「はい、今回の件については、不審に消えた人たちが出たとのことで」「なるほどな」と、歴代の継承者達が話し合っていた。

フレイザー兄妹は、とある場所に立っていた。

「何話し合っているんですか?」「お主等、これから先、何らかの良からぬことが起こるぞ」

 悪夢の館編スタート。

フレイザー兄妹は、新たなる能力を得るために、歴代の継承者から何か恐ろしいことを告げられる。

登場するタロットカードの魔王は、「戦車」。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ