山東快書 夏の蚊
夏の 夜に 猛暑が凄まじい時期
心頭を滅却すれば 火もまた涼しい
早く 寝なきゃ 明日は早起きだ
午前零時が過ぎて 日付はもう月曜だ
ぼんやり その時! うるさい音が耳に
ふさけんなこの悪魔! 俺は早く寝たいんだ
ライトを つける お前は絶対殺す
構えて 見回す あいつはどこにいる?
そんなに遠くないはずだ 焦らないでよく探す
あれか? 壁に 黒い点があるだ
ゆっくり近づいて見ると ただ俺が見間違った
足の つま先 急に強い痒み
よくやったなぁ貴様 死ぬ覚悟はできたか
耳を 澄ます 音をよく聴き取る
あいつが見づけたら 粉々にしてあげる
聴こえた! あそこだ! のんびり飛んでいるだ
手のひらを 合わせる すぐ結果を確認する
赤い汚れの中には 潰れた悪魔の姿
一発で 終わった やっと寝られるんだ
ライトを消そうその時 またあの音が聴こえた